【2021年版】ジョブ型雇用に向けた、自分の強みを発見する方法!

意識高く活動をしていると「自分の強みを知ろう!」とか、「独自の強み(USP)を作ろう!」とか そんな情報に出くわすことがあると思う

昨今のネット環境や仕事の環境などでは、15年前の僕が若かりし時に比べて分業が遥かにしやすい環境が整っている。そんな僕もタイに来て仕事で外注やスタッフを使い、ある程度自由な環境を得て得意・強みを活かせるようになった。

飯野飯野

分業がより効率的になれば、確かに自分の得意なことに集中しやすくなる。

現在会社では社員が20人に増えて、会社での分業がうまく回るようになってきた。採用面からも人の強み・得意をみて会社の舵取りをする必要もあり、自分や他人の強みに関してはかなり敏感になっている。

そんな立場なので、今回は「強みとは何か?強みを活かすとはどういうことなのか?」についてお話をしていきたい。

自分の強みを知る方法

強みを作ろう!仕事に活かそう!という感じの書籍やネット記事は探せば沢山出てくる。それくらいこのテーマに関しては需要があり、多くの人が自分の強み難民になっているような気もする

そんな強み難民キャンプに僕なりの炊き出しを提供しよう。

若いうちは何でも挑戦する

この記事は20代の若者に向けて書いている。若い人が仕事において自分の強みを知るにはまずは色々とやってみないといけない。

それは後述するが、強みが活きる環境が影響しているからだ。社会人経験や仕事経験が浅いと大まかな強みは分かってくるかもしれないが、よりその強みが生きる場所を知るにはもう少し経験が必要だと思っている

若いうちは好奇心を持って色んなものにチャレンジする方が良い。最初から自分の強みの方向性を限定する必要は全くないと思う。

飯野飯野

職人さんももう少しフレキシブルになった方が良いと思っているくらいだし。

継続、結果が出ているものにフォーカスする

ある程度経験を積むことが出来たら、これまでにどのような結果を出したのかを明確に認識しよう。また継続出来ていることも重要だ。基本的に嫌なことは続けられない。

僕の場合だと結果が出て継続出来ているのは、タイでのフォワーダーの営業、マーケティング活動だ。

だからといって、自分の強みは営業です!マーケティングです!と決めるのはまだ早い。解像度が低すぎるので、もう少し具体化してみていこう。

強みを具体化する

営業が自分の強みだ!とざっくりと思っている人は、もう少し解像度を上げよう。営業の得意を分解するとこのような感じになる。

営業の強み・得意を具体化

・テレアポを取るのが得意
・飛び込み営業が得意
・新規顧客の獲得が得意
・既存客から話を聞き出すのが得意
・お客と飲み会で仲良くなるのが得意
・競合分析をして提案するのが得意

などなど。

マーケティングでも例を挙げてみよう。

マーケティングの強み・得意

・ウェブマーケティングが得意
・記事を書くのが得意
・動画を作るのが得意
・企画を作るのが得意
・セールスコピーを書くのが得意
・質の高いリサーチが出来る
・SNSでフォロワー獲得が得意

マーケティングはかなり定義が広いのでざっくりした得意の紹介になるが、このような感じになる。

自分の強みを知る具体例


例を挙げるとわかりやすいと思うので、僕の例で話を更に進めていこう。上述したように僕が結果を出し継続できているものは、タイでのフォワーダーの営業とマーケティング。

場所と業種を考える

自分の強みを活かせる場所はどこなのか?また業種は何なのか?これも経験が大きく影響する。僕の場合だと日本よりタイの方が圧倒的にやりやすい。

またフォワーダーという職業で知識・経験が9年以上あるから、今から金融業や建築業で活躍しようとは全く思わない。

ウェブマーケティングも得意と言えば得意だけれども、ウェブマーケティング業界でバリバリやっている人たちには敵わない。物流 × ウェブマーケティングで他者と差別化をしている。

何が好きかを考える

タイに来た時や会社を立ち上げた時はとにかく早く結果が必要だったので、テレアポをゴリゴリやって、新規獲得をしまくった。既存客と飲みにもよく行った。

しかしゴリゴリのテレアポが大好きかといえば、そうではない。極力やりたくないというのが本音である。これが「好き」と「出来る」の違いだ。会社の経営が落ち着いている今においては僕自身は全くテレアポをしていない。

知り合いにも聞いてみる

仲の良い友人やお客さんには、僕の強みは何か?と聞くことがある。そうすることで自分では気づかない客観的な視点で自分の強みが見えてくるから

今年になって仲の良い同業のお客さんに自分の強みを聞いたらこんなことを言われた。

友人友人

飯野さんの強みは情報発信じゃないですか?

完全に灯台下暗しだった。情報発信なんて今時多くの人がやっているし。でも僕はこの情報発信をかなり長いこと続けているし、国際物流というテーマではYouTubeではチャンネル登録者が約5万人、Twitterでは4,000人以上のフォロワーがいる

YouTube(日本語・英語)をみた人やTwitter(日本人向け)、LinkedIn(外国人向け)を経由して僕に国際物流の仕事を依頼してくるので、マーケティングはかなり機能している。

飯野飯野

それを更に分解して考えてみよう。

テキスト、動画、音声などの伝達方法でも考える

僕の情報発信ではブログ、YouTube、Twitterというプラットフォームを使っている。ここで自分の得意なのはテキスト(文章)での情報発信だというのが分かった

YouTubeでは自分はほとんど登場しない。何度か動画で自分が出て話をしようと思ったが、納得のクオリティが出せなくてやめた。

飯野飯野

なのでYouTubeでは台本を書いて、読んで、アニメーションで表現をしている。

情報発信でも喋りが得意という人もいる

中には本当にお喋りが上手という人もいる。その人は動画でも話したり、Voicyでも発信したりしている。音声発信は最近のトレンドで、気軽に発信出来るのが特徴だ。なのでYouTubeやブログをやっている人もVoicyやpodcastで発信している人も多い。

おしゃべりが好き、得意という人はそのツールやプラットフォームを活用して発信をした方が良いと思う。

自分の得意を活かせる場所やツールを活用する

何が言いたいかというと、自分の得意・強みはしっかりと分解をして、それを最大限活かせる場所で活かした方が良いというだ

僕の場合だと、タイでフォワーダーとして、テキストでの情報発信が最も自分の強みが活きる場所だと思うし、この強み(マーケティングの成果物)が会社の営業マンたちのサポートになっているとも実感している

それ以外の仕事は他の人に頼む、自分では極力しない。

日本的な仕事の進め方だと、何でも出来るジェネラリストが以前には求められていた。しかし時代は変わり、ジョブ型という特定の分野・仕事で会社と契約をする雇用形態に向かっている。

若者若者

アメリカっぽいですよね。


飯野飯野

日本でもジョブ型雇用がかなり注目されているぞ。

まとめ

自分の強みを分解して理解することで、自分が本当に何に強いのかが具体的になる。継続、結果、スキル、場所、業種(業界)、媒体などのポイントで君の強みを分解していこう。これからの時代は何でも屋さんではなく、これ!といった専門性が評価される時代だ。

ここを注意して自分のキャリアを作っていけば進む方向としては間違っていないだろう。検討を祈る!