あれもやりたい、これもやりたい。でも時間がない。社長という人間はお客に喜んでもらう為、スタッフが働きやすくする為、ライバルが追いつけないようにする為、など色んなアイディアを常日頃 考えています。
でもそれを実行する時間はあるか?色んなアイディアがあるけれども時間だけは万人に対して平等で1日24時間です。この限られた時間を有効活用するために、本日は社長の仕事の時間効率を上げるために、超実践的な集中力をアップする方法について説明します。
集中力を高めるには?
ダラダラと長く仕事をしていても結果は出せません。特に社長は色んなことをやりたい人間。物事を効率的に行うには集中して物事に取り組まなければいけません。
思ったように集中力が上がらないという人もいるかもしれません。でも集中力を上げるには工夫が必要なんです。「集中力高まれー!」といって集中力が高まる程、人間の脳は単純ではないですから。
高い集中力を持ってすれば、もう時間がないなどと言わず色々なやりたい事が1つずつ着実に進んでいきます。以下に紹介する方法は私も実際に実行していて効果を発揮しているなと実感しているものです。
・優先順位を決める
・集中できる時間を把握する
・体調を管理する
・集中できる場所を決める
・姿勢を正しくして作業する
・集中できない時間を上手に使う
では一つ一つ解説していきます。
優先順位を決める
何と言ってもこれが一番大切。社長として新しいやりたい事が沢山あるのは分かります。でもそれをいっぺんに出来るほどあなたには時間がありません。また優秀なスタッフがあなたの周りにいれば良いのですが、中小企業の場合 優秀なスタッフはいないと思った方が良いです。
だから自分が管理できる範囲で、最も大切な事から確実に出来ることを1つずつ実行していきます。故・フランクリン・コビー博士の7つの習慣で言う、「緊急じゃないけれども大切な事」ですね。
あなたにとって、あなたの会社にとって緊急ではないけれども大切な事は何かをまずリストアップしてみましょう。例えばマニュアル作りとかはこれに当てはまったりします。
集中できる時間を把握する
優先順位が決まったら、次はそれを実行する時間を取る事。そして時間を区切る事。人間が一度に集中できる時間は限られています。1日中 集中する事が出来たら凄いことが出来そうですが、残念ながらそんな事は出来ません。
・33分33秒
・45〜50分
・90分
学校や大学の授業の時間を思い出してください。確か45〜50分とか90分とかだったと思います。これって人間が集中できる時間としてこの時間になってるんですよね。
また私はコピーライターとしてセールスレターと呼ばれる文章を書いていたんですが、その時にアメリカの有名なコピーライターが集中して書く時間は33分33秒にした方が良いと推奨していました。確かに33分くらいなら集中してドバーッと文章を書けますね。
仕事内容によって集中する時間を分ける
文章を書く、ブログを書く、メールに返信する。これらは33分間 邪魔が入らないところで超集中して実行したら一気に仕事が進みます。30分でも別によいですが。
また打ち合わせとかは45〜50分で切り上げる事。または一回休憩を挟むこと。たまに話すのが好きなお客がいて2時間近く拘束される場合がありますが、打ち合わせとしては全く集中していません。雑談が5割以上あります。
90分と言うのは個人的には集中力が続かないですね。作業内容にもよりますが時間を忘れるくらい仕事に没頭出来たら90分で区切るくらいが良いのではと思います。時間を忘れるくらいなので、区切り時間を告げるタイマーをセットしても良いかもしれません。
体調を管理する
体調不良な状態で集中して仕事をするなんて無理な話です。想像して欲しいのですが前日に飲み過ぎて2日酔いの状態でまともに仕事出来たことがありますか?また熱がある、身体がダルいという場合でも同様にまともに仕事なんて出来ません。
・食事
・睡眠
・運動
これらの事を普段から意識して生活しなければいけません。時間がないからといってコンビニ弁当ばっかり食べたり、寝る前に食事をしたり。睡眠時間を削ってまで仕事をしたり、運動も全くしなかったりしていたら体調が優れるわけがありません。
集中力は自己管理だといっても過言ではないです。普段の生活でどれほど高いコンディションを作れるかが仕事をする際に大きく影響してきます。
集中できる場所を決める
自分が集中して仕事が出来るのであれば、オフィスでも、図書館でも、カフェでもどこでも良いのですが、邪魔が入らない所がベストです。
オフィスの場合、スタッフたちが何気なく、悪気なく「社長ちょっと良いですか」と時間を奪いにきますよね。なので、集中したい時はドアを閉める。自分の部屋がない場合はミーティングルームに行き、「作業中につき緊急でない限り声をかけないで」などの張り紙をしておきましょう。
早起きをする
早起きをしている経営者は多いです。「早起き 経営者」で検索すると、世界の有名企業のCEO、社長たちが早起きをしていると分かります。
早起きに関して言えば 合う合わないがあります。自分はどうしても夜型で夜の方が集中できるというのであれば、絶対に早起きでなければいけない事はありません。
私 個人的には早起きを推奨しますが。朝は起きたばかりでエネルギーが最も高い状態ですし、前日にお酒を飲み過ぎなければ 脳もスッキリと冴えています。平日は4時半に起床します。就寝は21時半です。
私が朝にする作業は主にブログとメルマガの執筆。他にはタイ語の勉強や経営関連の勉強です。どれも緊急でないけれども大切な事なので早起きを習慣にして、毎朝集中できる時間をかくほしています。夜だと疲れてるし、また他の人からのお誘いがあったりとかで時間のコントロールも難しかったりしますからね。
姿勢を正しくして作業する
姿勢を良くすると集中できます。これは地味だけれどもかなり有効なんですよ。PC作業であれば、背筋を伸ばし、足も組まない。このピンとした状態は血行にも影響して脳にも良いとの事。
血行などに関しては良く分かりませんが、実際に姿勢を意識して作業するとかなり集中できます。これはすぐ出来る事なので是非やって欲しいですね。
集中できない時間を上手に使う
1日の中で集中できる時間は限られています。個人差があるかもしれませんが、朝は基本的に集中できる時間帯。そして昼・夜になるにつれて1日のエネルギーも消耗していき疲れも溜まってきます。なので昼は人に会う時間にした方が良いです。お客との打ち合わせは午前より午後の方が午前中を有効に使えます。
また夜にはなかなか集中できないので身体を動かす時間にする。または映画や小説などを楽しむ。マンガでも良いです。なかなか夜にビジネス書を読むのはこたえますよね。ビジネス書とかは昼の移動中に読むと集中も出来ますし 時間効率も良いです。
仕事ばかりせずに運動や余暇の時間もしっかりと取って、また翌日の集中できる時間とのメリハリをつけるのがポイントです。
まとめ
集中力を高めるには色んなコツやテクニックがありますが、一言でいって「自己管理」です。集中力はずっと続かない事を知り、集中できる時間をいかにうまくコントロールするか。たったこれだけの事です。
そして集中して仕事が出来るようになれば、着実に前に進みます。これも毎日の積み重ねで自己管理です。自分が出来る事をコツコツと毎日継続する事で、あなたのやりたい事が実現できますよ。