もはやセールスコピーではない!?タイプ別売れないコピーライティング!

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あなたはモノを売るために、コピーライターに紙面やwebの文章を依頼したことがありますか?実は、世の中のコピーライターのほとんどが、効果的なセールスコピーを書けません。仕事を依頼する側も、受ける側も、要注意です。

基本的には、セールスコピーライティングには確立されたノウハウがあり、それを学んだ人にしか、効果的なセールスコピーを書き続けることは難しいでしょう。一般のコピーライターとセールスコピーライターは、完全に別物と考えた方が良いのです。

そこで今回は、一般のコピーライターが生み出しやすい売れないセールスコピーを、タイプ別にご紹介します。もしも身に覚えがあれば、早急に依頼先を変えるか、学び直したほうがいいかも知れません。



【目次】

1.セールスコピーライターと一般のコピーライター
2.売れないセールスコピーの3つのタイプ
3.危ない詐欺タイプ
4.まとめ


1.セールスコピーライターと一般のコピーライター

セールスコピーライターと一般のコピーライターの違いは、その仕事のゴールについての考え方にあります。


◇納品してOKをもらう一般のコピーライター

他業種の一般的な仕事と同じように、上層部や依頼主にOKをもらえればそれでおしまいです。つまり、言われた通りに、大した内容でなくても、事務的にこなしていても平気なコピーライターもいるでしょう。

なぜなら、コピーの反応に対しての成果を求められていないからです。自分の書いたコピーの反応が、高かったのか低いかったのかさえ、把握していない場合も多いでしょう。


◇反応を上げないといけないセールスコピーライター

成果を求めて依頼があるわけですから、売上や問い合わせ等が増えることを目的としています。セールスコピーライティングのノウハウをしっかり学び実践している人がほとんどです。

納品をしておしまいではなく、反応を見ながら何度も修正して成果を高めていくことが多く、大半が継続的な契約内容です。成果を上げることができなければ、必ず期日内に納品をしていても、依頼はなくなってしまいます。



セールスコピーライターと一般のコピーライターには根本的に大きな違いがありますね。決して普通のコピーライターが手を抜いていて、セールスコピーライターが真剣だということではありません。

確実に言えることは、売上アップをしたいのであれば、一般のコピーライターよりもセールスコピーライターに依頼した方が良いということです。


2.売れないセールスコピーの3つのタイプ

一般のコピーライターのように、セールスコピーライティングのノウハウを持ってない場合、間違ったセールスコピーを生み出してしまうことがあります。ここではよくある3タイプについて共通点を考えながら見てください。


(1)無機質タイプ

例 宝石 貴金属
  高品質低価格
  信頼と実績の
  ○○ジュエリー

シンプルにまとめようとするあまりに、あたかも名刺のような内容のみのタイプ。金融・貴金属・不動産などでよく見られます。スペースがあるのに、語数があまりにも少なく、セールスコピーとは言えません。


(2)ユーモアタイプ

例 和菓子屋の広告に、『まんじゅうこわい(落語の話)』を取り入れる

まるで小話(こばなし)のようにうまいこと言おうというタイプ。ジョークを交えたユーモラスなオチのある仕上がりです。ユーモアセンスや笑いのツボは、十人十色なため、わかってもらえるターゲットが限られてしまいます。

よしんば最後まで読んでわかってもらえたとしても、面白くしようとした事実が伝わるだけで、商品の売り込みにはならないことがほとんどです。


(3)ナルシストタイプ

例 まるで深海のように深く碧い静寂の中に漂う姿はあたかも幻想曲。長いあいだベールに覆われていたパラドックスが今明らかに。。。

ポエムのような、きざな単語が並ぶタイプ。何度読み返しても何が書いてあるのかよくわかりませんね。



上記のタイプに共通して言えることは、読み手のベネフィット(利益)をわかりやすく表現することに意識がないところです。シンプルだろうと、オチがあろうと、格好良かろうと、イメージして興味を持ってもらえないと、セールスコピーではありません。


3.危ない詐欺タイプ

セールスコピーライターを志すなら、絶対に行って欲しくない行為ですので、あえてご紹介します。

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もはやセールスコピーどころではない、嘘の内容で販売しようというタイプです。ここでお伝えしたいのは、このコピーのどこが嘘で、だます方が悪いとか、だまされる方が注意が足りないとか、そういうことではありません。

だまされた、と思った人を生み出せば生み出すほど、疑い深い人が増え、マーケットが冷えるのです。同業者(とも言いたくないですが)として本当に迷惑な限りです。活字に対する信用を失いたくないですね。


4.まとめ

コピーライターとは、セールスコピーライターとそれ以外のコピーライターに分かれることを覚えておきましょう。しかし、セールスコピーライティングのノウハウというのは、決して難しいものではありません。

一度基礎から学んでおけば、ずっと活用できるスキルとなることでしょう。