もしあなたが今までに、売れるキャッチコピーを書きたいと思ったことがあり、本当に「使える」情報を知りたいのであれば、今回の内容はきっとお役に立てるはずです。
あなたがGoolgeで「キャッチコピー 作り方」や「キャッチコピー 例」というキーワードを入力すれば、それらに関する沢山の情報が表示されます。
しかし、それらの情報は非常に膨大でどの情報を信じ実践していいのか迷ってしまう、またはそれらの情報を知っただけで満足し、実際に使いこなせていないということはありませんか?
今回お伝えする内容は王道中の王道である「売れるキャッチコピーの3つの法則」です。売れるキャッチコピーを書くのに何百個もテンプレートを知っている必要はありません。
最も効果的な法則を知り、それを使って沢山キャッチコピーを作りさえすれば、必ずそこから人の関心をワシヅカミにするものが作れるはずです。
1.キャッチコピーの目的を知る
コピーライティングにおいてキャッチコピーは最も重要なパートです。キャッチコピーしか読まないお客は7割を超えるというデーターもあり、このパートでお客を惹き付けることに失敗してしまうと、その後の文章は読まれないので存在しないも同じです。
したがって、いかにこのパートでお客の関心にフックをかける事に成功するかが、コピーライティング全体の成否を分けるといっても過言ではありません。
キャッチコピーはお客の関心を掴むパートであり、売り込むパートではありません。またお客の関心を掴むことと、あなたのブランドイメージを浸透させることも異なります。
売れるキャッチコピーの王道の法則としてあなたがまず知っておかなければいけないのは、この3つだけです。
2.王道キャッチコピー 3つの法則
法則1. 得になる情報がある
お客が常に考えているのは自分の事です。
そして日常生活においては情報は様々なところから飛び込んできます。その膨大な情報の中からあなたの情報はお客にとって「得になるものだ」とキャッチコピーで思ってもらえなければ、あなたのコピーは最後まで読んでもらえません。
例えば、
・食事制限をせず好きなものを食べて10日で3㎏痩せる方法
・求む – 高報酬で不動産スペシャリストとして働きませんか?
・1日2時間の勉強で東大合格をした野球部員の勉強法
これらのキャッチコピーを見るだけでは、ダイエットや収入や受験に関心のある人たちには自分たちにとって「得になる情報」だと瞬時に判断します。そのキャッチコピーの後に書かれていることは、お客の悩みや欲求を解決してくれるものだと思ってもらえるので文書の続きを読んでもらえるのです。
この「得になる」コピーは王道中の王道であり、キャッチコピーを作るときには必ず意識しておきたいポイントです。
法則2. 新情報を伝える
一般的に人は新しい情報、トレンド、ツールなど、新しいものが大好きです。
日常の会話の中においても、「新しいお店がオープンした」とか、「アップルが新しいiphoneの販売を開始する」など「新しい」というキーワードは多くの人たちの関心を集めるものです。
お店や通販においても新情報を伝えるキーワードはキャッチコピーに使用されています。以下に新情報をテーマにしたキャッチコピーのテンプレートをご紹介します。
a.「新」から始める
・新型、飛距離10ヤードアップのドライバー
・新登場、夏に塩分補給できるすっきりドリンク
・最も新しい資産運用法
b.「発表」で始める
・発表します!今注目の最新エコカー
・発表、2016年 夏のトレンドファッション
・発表!サラリーマンが今一番注目する副業とは?
c.ニュース型にする
・クライアントが売上10倍を達成しました
・今シリコンバレーで最も注目を集めているアプリはこれだ
・フランスで奇跡と呼ばれるワインを入荷しました
d.「いま、さあ、ついに」で始める
・今なら旧作ビデオが全部100円
・ついにあの話題作が日本初公開
・さあ、才能に目覚めよう
e.「ご紹介」で始める
ご紹介、まったく新しいスマート家電
ご紹介するのは、在宅でも出来る新しい働き方です
ご紹介。失敗しない海外留学 10の事前準備
法則3. 手っ取り早くて簡単
一般的に人は「苦痛を避けて快楽を得る」と言われるほど、面倒なこと・嫌なことは始めることが出来ませんし、それを意味するものに抵抗を感じてしまいます。
キャッチコピーでこのような多くの面倒くさがり屋な人たちを惹きつけるには、「手っ取り早くて簡単に出来る」、「簡単に手に入る」ということを伝える必要があります。
結果が出るのに半年や1年もかかるものより、実行すればすぐに結果が出るもののほうが、お客にとってより魅力的ですよね。
例えば、
・簡単!10日でワンちゃんの無駄吠えを止めさせるプロの訓練法
・こうして私は一晩で記憶力をアップしました
・私に5日ください。そうすれば売れる投資銘柄が一目で分かるようになります
このキャッチコピーの法則で合わせて使うと効果的なのが「数字」です。具体的な日数や手順を明記することで、その簡易性がイメージしやすくなり、よりお客の関心を掴むことが出来ます。
3. やってはいけないキャッチコピーのルール
王道の売れるキャッチコピーとは反対に、あなたが商品・サービスを販売するときに絶対にやってはいけないキャッチコピーのルールについてご紹介します。
これらは街中で見られるコピーに多く見られる為、これが成功しているコピーだと勘違いしている起業家、中小企業の経営者は少なくありません。
a. イメージコピー
世間一般的にイメージされるコピーライターというのは糸井重里さんのようなジブリのキャッチコピーを書いたりする人かもしれません。
しかし、糸井さんが書くキャッチコピーはいわゆるイメージコピーで、私たちのように商品・サービスを販売する為のダイレクト・レスポンスに使われるコピーとはまた別の種類のものです。
例えば、
「トンネルの向こうは、不思議の町でした」- 千と千尋の神隠し
「カッコいいとは、こういうことさ」- 紅の豚
「このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。」となりのトトロ
これらのコピーは映画のイメージを言葉にしたもの。上述した「得になる情報」「新情報」「手っ取り早くて簡単」ものとは全く違いますよね。
お客が関心のある事は自分の事です。
お客にあなたの商品・サービスを購入してもらう為・行動してもらう為のキャッチコピーとしてイメージコピーを使ってしまうと、お客は「これは自分には関係ないものだ」と瞬時に認識します。
そして、お客は自分の悩み・問題解決・興味があることの情報を探しにあなたのサイトからすぐに立ち去って行きます。
b. 上手いことを言うコピー
主にテレビCMなどで耳にしたり、街角の広告で目にするキャッチコピーですが、これを使ったとしても、お客は今すぐには行動をしてくれません。
例えば、
「セブンイレブン・いい気分」 – セブンイレブン
「美女も野獣」 – エバラ焼き肉のたれ
「空気は、読むものじゃなく、吸い込むものだったと、思い出しました。」- 青春18きっぷポスター
「イザ・ギンザ・カブキザ」 – 歌舞伎座ポスター
上述したイメージコピーや上手いことを言うコピーを使っていいのは広告予算をふんだんに使うことが出来る大企業です。何度も何度もテレビや街頭の広告でこれらを大多数の人たちに伝えることで、お客の頭の中にそのイメージを刷り込みます。
そして、情報を刷り込まれたお客が日常生活で「お客の関心のある何か」を思い出したとき、または必要になった時、各支店、各店舗、またはウェブサイトに向かわせ、商品を購入してもらうというセールスルートがある大手企業ならではの広告手法です。
しかし、中小企業は今すぐにお客に行動してもらわなければ、キャッシュがまわらなくなり事業を継続することが出来ません。
お客にイメージを刷り込むのではなく、あなたのサイトを訪問したその時に行動をとってもらわなければいけないので、キャッチコピーはお客がすぐに反応するダイレクトレスポンス型にしなければいけないのです。
4. 売れるキャッチコピーを作る必須作業
1.キャッチコピーを沢山作る
売れるキャッチコピーを作るために必ずしなければいけないのは沢山書くということです。1つのセールコピーに10個や20個のキャッチコピーでは全然少なく、最低50個は作りたいところです。
50個も作ることが出来ないと思うかもしれませんが、上述した3つの法則を組み合わせるだけでもかなりの数のキャッチコピー案が出来上がります。
冒頭に記載しましたが、キャッチコピーはセールスコピー全体の成否を分ける重要なパートです。キャッチコピーで失敗してしまったがために、せっかく書いた残りの文章を読んでもらえないというのは頻繁にあるのです。
2. キャッチコピーを何度もテストする
また、キャッチコピーのテストも忘れてはいけません。セールスコピーの内容は同じでもキャッチコピーだけを変えて、何度もテストします。
いくら自分がこれだ!と思っていたキャッチコピー案でも実際にリリースしてみるとハズレてしまい、意外なものがヒットするという場合もあります。
キャッチコピーの出来でそのセールスプロモーションの成果が大きく異なります。最も影響力の強いパートですので、テストを繰り返し成約率の高いコピーを作り上げましょう。
5. まとめ
売れるキャッチコピーというものには法則があります。自分で試行錯誤をしてキャッチコピーを作り上げるよりも、過去に実績のあるキャッチコピーの法則を理解しそれを適応するほうが早く成果に繋がります。
キャッチコピーのテンプレートを何パターンも知っている必要はありません。王道の法則を知っていて、実際にそれを使うことが出来るというのが非常に有効です。
早速、上述した王道のキャッチコピーを利用して、あなたのビジネスにも活用してみてください。