あなたのコンプレックスは何ですか?
人それぞれ、言われたら嫌なこと、ふれて欲しくないことなどがあると思います。NG(ふれたらダメなこと・ワード)がたくさんありすぎると、面倒くさいヤツだ、と周りから敬遠されるかもしれません。
ということはNGが少ないと、付き合いやすくいいヤツだ、と思われやすいのではないでしょうか。そうなのです、短所があることが厄介なのではなく、コンプレックスを感じていることが厄介なのです。
このことは営業や人間力、コピーライティングにも共通する点がいくつかあります。今回はセールスの視点から見た、短所やコンプレックスについての考え方や、それを武器に変えてしまう方法をご紹介します。
【目次】
1.短所とコンプレックス
2.短所やコンプレックスは隠していてもバレる
3.壁を取り除く
4.短所を長所に変えるには
5.コピーライティングにおいて
6.まとめ
1.短所とコンプレックス
日本における短所とコンプレックスという言葉の違いをまとめると、
短所 ・・・ 劣っているところ、欠点
コンプレックス ・・・ 劣等感
つまり、短所は物理的や能力的な個性であるのに対し、コンプレックスは精神的な感情のあり方のことをさします。同じような短所を持っている人が複数いるとしても、コンプレックスの感じ方はそれぞれ異なるのです。
多少の短所は可愛げ
短所がないという方がおられるかどうかわかりませんが、多少の短所は人間味があると感じられます。隠そうと強がっているよりも、可愛げがあると思われることもあります。誰にでもあるよね、ということなのでしょう。
対してコンプレックスは明るみになるやいなや、扱いにくいとか、腫れもの注意というレッテルを貼られやすくなります。大事なことなので何回も言いますが、コンプレックスは厄介です。
まずはあなたの短所、コンプレックスを整理してみましょう。
2.短所やコンプレックスは隠していてもバレる
よく使われる言葉として、自分のことはよくわからないが他人のことはよくわかる、というものがあります。気を使う傾向にある人、人見知りな人は、人の仕草や表情まで特によく観察しています。
そして付き合っているうちに、もしかしたら1日で、早ければものの数分で、あなたの短所やコンプレックスには気づくことでしょう。どれだけ隠していても、ほぼ確実に、です。自分の事ではなく他人事で、本人以外はみんな気づいている、という状況を体験したことがある方も少なくないと思います。
もっと核心に迫ると、短所やコンプレックスがバレるのが一番の問題ではありません。一番の問題は、あなたが短所やコンプレックスを隠そうとしていることがバレている、ということです。他人に対してバリアをはっていると、あまりいいふうには見られません。
3.壁を取り除く
コンプレックスに感じることには様々な要因があると思いますが、思い切って隠すのはやめてしまいましょう。なぜなら、もうバレているのですから。苦手なワード、苦手な話のジャンル、苦手な人、苦手な食べ物、すべて筒抜けなのです。
もうバレている、またはすぐにバレるとすれば、もはや隠す意味は無いですよね。隠すだけ無駄な労力とも言えるのではないでしょうか。あなたが認めることで、自分が楽になり、周りの人も楽になります。
もう、あなたがひた隠しにする労力も、周りの人が会話に気を遣う労力も、必要ありません。壁がなくなれば、あなたと周りの人との距離も、近寄りやすくなりますね。
4.短所を長所に変えるには
隠すことをやめたとしても、あくまでも短所です。どのようにすれば長所に変えることができるでしょう?
ポジティブに表現する
開き直りと考えてもいいと思います。明るく、爽やかに、認め、できれば自分から表現しましょう。同じことであっても、言い方ひとつで随分印象が変わるようになります。
× 暗い → ○ 落ち着きがある
× 落ち着きがない → ○ 明るい
× 人見知り → ○ 慎重
× 感情の起伏が激しい → ○ 情熱的
×は短所、○は長所に感じませんか?結局は捉え方の問題ですので、同じことでも良く言えば○○、悪く言えば××の、良い方を常に選択するようにしましょう。あなたの個性は短所にも長所にもどちらにもなるのです。
上記のような事は面接時のテクニックとしても紹介されることがあります。あなたの短所はなんですか?と聞かれる時の対策として紹介されていますが、集団生活に適応する力として多くの人が重要視しているということですね。
5.コピーライティングにおいて
コピーライティングにおいても同じように、やはり対人への印象をうまくコントロールすることは必須ですので、ぜひ意識していただきたいと思います。欠陥を隠して売ると後でとんでもない問題になりますし、ありのままを伝えることが重要です。
正直な内容である方が、信用度も高くなります。そして、表現の仕方次第ではむしろプラスに働くこともあるのです。事実を変えるのではなく、もっと違った表現の仕方はないかな?と考える習慣を身につけましょう。
6.まとめ
何事も自分から働きかけていくことが大事ですね。相手に許容してもらいたければ、まず自分が許容することから始めましょう。そうすることで、より良いハッピービジネスライフにつながるのではないでしょうか。
NGのない人って、面白いですよね。