今回は最近のマイブームでかなり効果的だと思ったことを紹介したい。僕は熱しやすく冷めやすい性格なのでハマる時に一気にハマって、すぐに飽きてしまう。
僕は自分の性格をよく知っている。この特性を理解した上で、現在も効果的で継続できているものは自分にとっては価値があることなんだなと思っている。
それを今回は紹介したい。
早朝の「思考の書き出しタイム」
朝起きたら自分の思考を30分書く。これが本当に良い。
これをするにあたり一つの条件がある。それは朝早起きをすることだ。僕自身、早起きの習慣がついてからもう12年くらいになる。平日の朝の4時半〜5時くらいに起きて活動をしている。
早起きに関してはまた別の機会でお話をしたいと思うが、この思考の書き出しをするにあたり必要なのは、いつもより朝30分早く起きることだ。
30分くらいならそれほど難しくないと思う。実際には起きて、5分くらいストレッチして、コーヒーをいれてで45分くらい早く起きた方がより効果的だ。
なぜ思考を書き出すのか?
まず君自身をPCとイメージしてほしい。自分というハードウェアにどんなソフト(思考)が入っているかを君は理解しているだろうか?
性格(スペック)はなかなか変えられないし、その変えにくいスペックを変えようとしていたり、そもそもスペック自体を知らない場合も多いんじゃないか?
日常生活のなかで何に反応して、何を目指していて、どういう状態であることが理想的なのか?幸せなのか?
これを知ると、明確な行動基準が出来るようになるのだ。
ノートに書き出す
ポイントなのだが、思考を書くといってもPCでタイプはしない。紙とペンで、ツラツラとゆっくり書き出していく。書き殴るというより 丁寧に書いていく方がいいと思う。
実際に手を使って書いた方が脳が活性する的な事を何かで読んだ記憶がある。タイピングだと、何となく脳を刺激することが出来ないという感覚もある。なんとなくね。
頭の中の言葉が可視化される
実際に書き出してみると色んなことに気がつくのだ。人は日常的に脳内で言葉を発している。何も考えていない時でも、言葉は出ているもんだ。
何かを考えようとして頭に浮かんだことではなく、何でも良いのでその時に頭に思い浮かんだ言葉をノートに具現化していく。
考えていることが目に見えるようになるので、後から整理することが出来る。
散らかったアイデアを整理する
こうすると「ポジティブなこと」も「ネガティブなこと」も含めて考えていると分かる。
更に僕の場合だと事業のアイデアも絵を使って書いたりしている。書いているときは全くまとまっていないんだけれども、それでも全然問題ない。
絵や図をキレイに書く必要はないし、テストに問題が出てくるというものでもない。現在 頭の中で浮かんだことをノートに書き残していく作業をするのだ。
何度も書いているキーワード
これをするのは1日だけではない。毎日する。頭に思い浮かんがだ事をつらつら書いているだけだが、数日分の思考の書き出しを眺めていると共通して書いていることが見えてくる。
これが自分の脳を占めていることだと可視化できる。
良い事も、悪い事も含めてだけど、それが自分にとって大切なこと、重要な課題だと分かるのだ。
シンプルな行動に落とし込む
思考を書き出すと、色々と考えてはいるけれども大枠で考えていることは少なかったりするものだ。
日常で自分が「○○をしなければいけない」と忙しいと感じていたりしても、書き出して整理をしてみると実際にはやることはシンプルだったりする。
もし、書き出してみて「あれもしなきゃ!これもしなきゃ!」ということが本当に多い場合は、本当にそれは必要なのか?とその書き出した文字を見て考えてみるのも良い。
例えば「クラブハウスで集客しなきゃ!」とか。「ボイシーを始めた方がいいんだろうか?」とか。
やらないことを決めるというにも役に立つ。
実際に僕が整理したこと
では僕は何をノートに書き出して、具体的に何をしたかを参考までにご紹介したい。
Facebookで友達を減らす
まずはFacebookの友達を整理した。これは「友達」、「人間関係」に関して朝から色々と書き出していたので、僕にとって出来るところから手をつけてみた事例だ。
これを読んでいる君にFacebookの友達について、何かを語るものではないのをご理解頂きたい。
昔にFacebook集客みたいなのが流行っていて、その時に増やした友達?が2,700人くらいいたのを、2年前に300人くらい、そして最近に100人くらいに減らした。
このおかげで、この100人の友達たちには積極的に自分から絡んでいこうという気持ちになった。コメントとかは基本的にしなかったが、気軽にコメント出来る気持ちになったので減らして良かったと思っている。
「友達」の概念は人それぞれ違いますから。
簡単な業務の仕事
これは「仕事」や「自分の時間」に関して考えていた時に、僕が業務をすることはデメリットでは?と前々から思っていたことが明確になった。
この解決方として秘書サービスを導入することになった。
日本人からの問い合わせで僕に直接連絡来る頻度を減らし、自分しかできない作業に集中する方が会社や自分にとってもメリットのある。そして具体的にどうやって実現するかもやって見た事例だ。
苦手な人をブロック
これは「仕事」と「人間関係」で考えて、少しだけ悩んでいたことだ。
お客さんの日本人担当者(若い人)が僕に頻繁に電話をかけてくるということがあった。問題なのはそれはメールで連絡くれれば簡単に解決することだし、うちのタイスタッフに言ってくれても解決すること。
更に言えば僕の秘書に連絡をしてもらっても解決することだった。
飯野さんに電話した方が早いや。
やめろ。僕の時間を奪うな。
だから、このお客の日本人担当者の電話の着信拒否、LINEではブロックした。ちなみに、こういうお客(若い人)は1人だけではない。
お客さんをブロックや着信拒否するのは少しだけ抵抗があったが、上述したように業務レベルでは僕がいなくても仕事は回るようにしている。
僕の時間のことをあまり気にせずに電話をしてくる人たちが問題というだけで、僕から「取引をやめさせて下さい」というのもやりすぎかと思ったので、強制的に僕に電話をしない環境を作った。
万が一、それがけしからん!となって取引停止になっても構わないです。
とはいえ、関係がしっかりと出来ている人から電話で業務的な依頼をされた時は、快く引き受けて対応をしている。
スタッフに振るんだけど全く嫌ではない。結局は人間関係なんだな。
自分にとって生きやすい人間関係を考える
人の悩みのほとんどは人間関係から来ると、確かアドラーが言っていた様な気がする。自分にとって不快・嫌いだと感じる人のことで脳みそが占領されていると考えると、馬鹿らしくなるものだ。
なので自分にとって快適な人間関係を作る為には、どうなっている状態がベストなのかを考えて、実際に行動をとってみる。
だからといってブロックまでする必要ある?
人間関係について深く考えてみると、自分の時間は有限だというのはよく分かる。その自分にとって大切な時間と労力を、大切な人たちに注ぎたいと思うようになる。僕はね。
書評をルーティーン化する
人間関係については人それぞれなのだが、これはお勧め!っというのを最後に紹介したい。
それは書評を書く日をルーティーン化することだ。
僕は金曜の早朝に書評を書くことをルーティーンにしている。
課題に対してインプットとアウトプット
自分の思考をノートに書いていくと、その時に抱えているテーマが見えてくる。
人間関係のことで思考が埋まっていたら、人間関係についてもう少しいろんな知識を入れようと考える。
その時に必要な知識をインプットする為に読書をするんだけれども、単に読んだだけで満足してしまうことが多い。
そうならないために書評を書くという、アウトプットを前提に本を読むのがとても効果的だと思った。
まとめ
思考を書き出すというのは情報収集に似ている。自分自身の情報を机の上に並べるという感じだ。彼を知り己を知れば百戦危うからずと孫氏先生も言っていたが、まず自分を知るということが大切だ。
自分がどんな人間かも曖昧な状態、自分の武器が何かも分からない状態では正しい行動が出来ない。
単に◯◯が流行っているからとかの理由でやってみたり、儲かるからと言われたからやってみたり。自分のことを知ると、少しやってみて「合わないな」と分かり無駄な行動が減ることになる。
自分とのミーティングの時間と考えればしっくりくるかも知れない。一度やってみてはどうだろうか?