社長の休日

いつも仕事のことばかりを考えていませんか?サラリーマンではなく自分で会社を立ち上げると、いつでも仕事が出来てしまうのが社長の特権でもあります。しかし、このいつでも仕事を出来てしまうというのが問題にもなります。

確かに創業期や大切なプロジェクトを抱えた場合、仕事に没頭しなければいけない時期もあります。その時期では食事中や誰か他の人とあっている時でも、仕事ばかり考えてしまうでしょう。でもそれがずっとではダメです。

社長がオンとオフを切り替えなければいけない理由がしっかりとあります。これが出来なければ会社は大きく成長しないし、競争力も次第になくなっていくので あなたの会社が衰退していく可能性だってあるのです。

新しいアイディアを生まないリスク

社長のあなたが常に忙しい状態だと、ただ毎日の業務に忙殺されて月日が流れていきます。そして忘れてはいけないのは、あなたのビジネスは常に競争にさらされているということ。ビジネスには導入期、成長期、成熟期、衰退期が必ずあります。既存のビジネスだけやっていると競合がドンドン増えていきますし、市場も廃れていきます

例えば、ポケベルがどの段階にあるかというと完全に衰退していますよね。時代が変わればテクノロジーも発展するし、人の趣味嗜好も変わります。それに合わせられない企業も衰退していきます。

だから企業が存続するためには新しい事が求められるのです。他社がやっている新しい事をマネするのも中小企業では全然ありです。必要なのは変化だから。社長が常に忙しく、既存の仕事に没頭していたら、この変化には気づけません。

仕事ばかりやる事の問題

ある一定の期間であれば仕事に100%没頭する事もありでしょう。そういう時期もあります。しかし、やはり仕事だけではダメです。

仕事ばかりする事で家族や友人との時間をないがしろにしたり、自分の見聞を広げるための活動(旅行や社会活動)が出来なくなったり。仕事ばかりしている人から仕事を取ると何もないことがあります。仕事はあくまで人生の一部です。

また仕事しかしていない人は、話がツマラない場合が多かったりします。人としての魅力がないというか。私個人的には人生には無駄があっても良いと思うんです。

例えば、ガンプラを趣味として超精巧なガンプラを作る技術があるとか。日本史にやたら詳しかったりするとか。漫画を2,000冊以上持っているとか。マラソンで100km走るとか。政治家の麻生太郎さんの漫画好きは有名ですし、そういう所がギャップというか人の魅力だと思ったりします。

飯野飯野

社長 = 仕事オンリー人間ではギャップゼロです。

オフを意図的に作るメリット

社長の休暇

社長がオフの日を作る事のメリットにはこんな事があります。

・大切な人の為に時間を使う事が出来る
・自分の見聞を広める事が出来る
・人としての魅力を持つ事が出来る
・未来の仕事のアイディアが生まれる

大切なのは人の為に時間を使うことが出来る

仕事ばかりやる社長は平日と休日の境がありません。プロジェクトに一区切り着いたら休暇でも取ろうかと考えがちです。しかし、人は仕事をする為に生まれてきたわけではなりません。幸せになる為に、また満足した人生を送る為に生まれてきたと私は考えています。

成功の定義は人それぞれですが、一般的に起業当初の人が憧れる経済的・時間的な自由を手に入れたとしても、1人で成功してもつまらないものです。やっぱり誰か一緒に前に進まないと。もし成功をしたとしてもずっと孤独だというのであれば、それは満足した人生かどうか。オフを取るのに抵抗のある社長はまずそこを考えてみてはいかがでしょうか。

自分の見聞を広げることが出来る

仕事以外の事をしようと意識的に決めれば、色んなことを試してみようという気になると思います。だって仕事しかしていない人が仕事をしなければ、ヒマになりますので。

自分の興味があるところに出向き、それに対して深い知識や人間関係をもつ。それが仕事に繋がるかもしれないし、繋がらなかったとしてもそれはそれで自分の興味があることをしているので意味のあることです。

このように考えると仕事ばかりしているのではなく、積極的に休日を満喫する方が良いと思いませんか?

既存の仕事は大切だが・・

休日にまで仕事をしている人は既存の仕事をしている場合が多いです。確かに既存の仕事は会社を存続させるための利益を生むために必要な仕事です。新規の仕事を探す・作るより、既存の仕事を伸ばす方が簡単だったりします。

しかし、社長が既存の仕事ばかりを考えていてはいけません。本来、既存の仕事をうまく回すのはマネージャーの仕事。社長は夢・空想・ビジョンを持ち、顧客のためになる新しい商品・サービスを世の中に提供するという大切な仕事があります

未来の仕事のヒントを無意識に探す

ヒントを探る

新しい仕事のアイディアは仕事をしていない時に降ってくる場合が多いです。社長は潜在意識内でも仕事の事を考えています。これは意識的な活動ではなく、無意識の範囲です。

脳や心に余裕がある場合、この無意識の活動でハッとアイディアが閃いたりします。そういう経験は今までにもあったのではないでしょうか。仕事をしていない何気ない時とかに「アッと閃き、これいけるんじゃないか!?」なんて事。

実際にそれがいけるかどうかは別として、アイディアベースでリサーチにまで落とし込んでいき、実際にやるかやらないかを決める事が出来ます。

タイでお勧めの社長の休日の過ごし方

休日の過ごし方は人それぞれで好きな事をしたらよいと思うのですが、ご参考までにタイだったらどんな休日の過ごし方がお勧めかご紹介します。

コスパ最高のゴルフ

ゴルフ

ベタベタですがタイの休日といえばゴルフ。日本に比べてプレーフィーがとにかく安いんですね。もちろん場所によってピンきりなのですが、休日でもTHB 2,500(約7,500円)で遊べます。タイではランチブレークは取らずIN/OUTと通してやるのが一般的です。

一人ひとりにキャディーさんがついてクラブを持ってきてくれたり、ボールを拭いてくれたり、カートを運転してくれたりで至れり尽くせり。チップの相場はTHB300(約900円)です。

お勧めシーズンは11月-2月。この季節はタイでは乾季に入ったばかりで気温も25度前後とすごしやすくゴルフにはもってこい。一方4月、5月はタイでは真夏なので灼熱の中のゴルフ(苦行)となりますのでご注意を。

暑さを避けてじっくり読書

読書経営者たるもの読書は必須科目といっていいのではないでしょうか。家で読書してもあまりノラないという方はショッピングモールやカフェで読書。

日中は基本的に暑いタイですのでショッピングモールという避暑地でゆっくりと自分の好きな本を読んで自分の世界に入るのはお勧めです。

仕事での読書術についてはこちらに記載しています。


ウェイクボード

ウェイクボード

タイではウェイクパークという池で滑車を使ってウェイクボードを楽しむことが出来ます。2時間でTHB800くらい。やはりタイは暑いですからね。

こういう水系の遊びはかなり気持ちがいいです。しかし、難易度は結構高め。慣れるまで何度も水面に叩きつけられますので強いメンタルが求められます。

ビーチへ小旅行

パタヤビーチ

バンコクに在住の場合、パタヤビーチまでは車で2時間半。王族の避暑地ホアヒンへは車で3時間ちょいと、ちょっと足を伸ばせばリゾート地が近いのは嬉しいところ。

昼はビーチでぼんやり、夜はバーに飲みに行ったりして完全に仕事の事を忘れることが出来ます。気分的にもすっきりとリフレッシュが出来ますので3連休などはビーチに行くのはかなりお勧めですね。

その他 休日のタイの楽しみ方

飯野FB
その他のタイの休日の楽しみ方は私の個人的なFacebookページにも投稿していますのでご参考までに。

まとめ

私 個人的にも仕事ばかりをしていた時期がありました。今でも気をぬくと仕事の事ばかりを考えいていたりします。しかし、オンとオフのメリハリをつける事は、逆に仕事にとっても良い事なのです。更に自分の人生にとっても良い事ですしね。

上手くいっている会社の社長ほど、このメリハリがしっかりと出来ています。仕事がうまくいっているから、仕事以外の事が出来ているのではなく、オンとオフのメリハリが上手いから、仕事も仕事以外も上手くいくんだと思います