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〝あいつは仕事ができないヤツだ〟

あなたがこう感じるのはどんなときでしょう?できることなら、自分がそう思われてしまうことは避けたいものです。ライターやコンサルタントのように、言葉を駆使する仕事では、言葉のミスが命取りになることがあります。万が一、仕事ができない人間というレッテルを貼られてしまっては、取り返しがつきません。

今回は、ベテランコピーライターでも仕事を失うかもしれない、注意して使いたい日本語についてご紹介します。誤用だけでなく誤字や脱字など、読み手の立場に立って考えてみましょう。



【目次】

1. 言葉はどのくらい大事なのか

2. こんなレッテルは嫌だ!

3. 間違えやすい言葉

4. 日本語の意味は多数決?!

5. まとめ


1. 言葉はどのくらい大事なのか

ライターやコンサルタントをしている人なら、お客には、言葉はとても大事だと答えるでしょう。しかし自分のブログになると、細かいことを気にし始めればキリがないので、意味が通じればよい、と考える人もいるようです。

どれほど重要視するかはみなさんが判断するところですが、言葉のミスで想定されるリスクをマネージメントしていなければ、不本意なレッテルを貼られてしまうかもしれません。


大人が正しい言葉を学ぶ機会は・・・?!

大人になって日本語を改めて習う機会はほとんどありません。ですが、英語だけでなく、和製英語や日本語でさえ、ややこしい言葉はたくさんあります。現場ではほとんどの人が、上司や先輩の言葉を吸収してしまいます。その結果意図せずして、適当に話し、適当に書いてしまっています

厄介なのは、何気無く使っているけど実は使い方が間違っている言葉です。


言葉を気にしないことは怠慢である

もちろん読み手の全員が、言葉を気にしているわけではありません。しかし同じように、気にならない人ばかりでもありません。確実に言えることは、気にする人がいるのであれば間違いがない方が良い、ということです。

「気にする人が少数だから問題ない」と考える人もいるでしょう。趣味のブログであればそれでいいかもしれません。しかしライターやコンサルタントにとっては、誤字脱字や誤用が、機会損失の要因になるかもしれません。

穴の開いたバケツを「穴が小さいから問題ない」とふさごうともしないのは怠慢です。


2. こんなレッテルは嫌だ!

たかが言葉、されど言葉。政治家なら辞任に追い込まれることもあります。そこまでではないとしても、ライティングにおける言葉のミスで貼られるレッテルは以下の5つが考えられます。

レッテル1. 『大事な文章の見直しをしない人』
レッテル2. 『他人のことを考えない人』
レッテル3. 『一般常識のない人』
レッテル4. 『大事な仕事を任せられない人』
レッテル5. 『仕事ができない人』


レッテル1. 『大事な文章の見直しをしない人』

100%誤字脱字や誤用をなくす、といのは不可能です。人間である以上、ヒューマンエラーは多少なりとも起こるでしょう。しかし、ミスの数が多いと、ご愛嬌では済まされません。

そんなあなたは『大事な文章の見直しをしない人』と思われるかもしれません。



レッテル2. 『他人のことを考えない人』

多少のミスでもほとんどの場合、前後の文脈から意味は通じます。しかし、読み手に意味を理解させる手間をかけさせていることを忘れてはいけません。

そんなあなたは『他人のことを考えない人』と思われるかもしれません。



レッテル3. 『一般常識のない人』

就職活動で一般常識テストを受けた人は多いと思います。常識の範囲は人それぞれですが、間違いが多い人は世の中から求められていないということです。

そんなあなたは『一般常識のない人』と思われるかもしれません。



レッテル4. 『大事な仕事を任せられない人』

言葉のミスによって、適当にこなしていると思われることがあります。その場合、とても良い内容の文章を書いていたとしても、その信憑(しんぴょう)性すら疑われてしまいます。

そんなあなたは『大事な仕事を任せられない人』と思われるかもしれません。



レッテル5. 『仕事ができない人』

そもそも、言葉のミスをきっかけに、内容を読んでもらえないこともあります。ビジネス文書として成立していないと、無条件に書き直しです。

そんなあなたは『仕事ができない人』と思われるかもしれません。



レッテルを貼られないために

間違いをなくすために唯一にして最大の解決策は、見直し、です。

しかし、何度も何度も見直す時間はとてももったいないので、効率よく見直すことを習慣化しましょう。wordなどのアプリでは、誤用だと思われるところに波線が出るような文章校正機能が搭載されています。それらを活用して、短時間で見直せるスキルを身につけましょう。



3. 間違えやすい言葉

誤字脱字のようなうっかりではなく、がっつり間違えてしまう言葉はありませんか?間違えやすい言葉とはどんなものがあるのか具体的に見てみましょう。


カタカナ語

↓よく使うもので、間違えやすい言葉です。しかしそもそも、英語のつづりが違うので、間違えるととても恥ずかしいでしょう。

○シミュレーション ×シュミレーション

○シチュエーション ×シュチエーション

○アボカド ×アボガド

○ギプス ×ギブス



↓参考までに、国によって読み方が違ったりして、もはやどちらでも構わない言葉たち。

○アタッシェケース ×アタッシュケース

○リラクセーション ×リラクゼーション

○ナルシシスト ×ナルシスト

○エキシビション ×エキシビジョン


ビジネスマナーNG言葉

ビジネスマナー研修を受けると、必ず注意される日本語の使い方があります。マナー研修を受ける機会がない人は、もしかしたらずっと間違って使っているかもしれません。

下記の例は、飲食店やコンビニなどで耳にすることが多く、バイト言葉として有名になりました。これらをビジネスで使っている人も珍しくありません。正しい例と誤った例、違いを理解しておきましょう。

***になります

正:ひき肉とパン粉を混ぜて焼くとハンバーグになります
  ダウンロード用URLにセキュリティをかけて生成すると暗号のようになります
元の何かから変化する、〜に成る場合

誤:こちらがご注文のハンバーグになります
  ダウンロードのURLはこちらになります
目の前の事実を述べただけで変化が生じていない場合
〜です。と同じ意味か、より丁寧な言い方だと思っていることが間違い

***から

正:あなたからお預かりしたセミナー代は3,000円です
所在を明らかにする

誤:セミナー代として5,000円からお預かりします
5,000円さんから預かったのではないので間違い

***のほう

正:駅のほうから来ました
  下のほうに添付してあるファイル
場所や方角を表す

誤:メニューのほうおさげします
  ファイルのほう確認しました
やわらかく話そうとして不必要な使い方で間違い


4. 日本語の意味は多数決?!

日本語をややこしくしているのは、時代によって意味が変わる言葉があることが原因の1つです。事もあろうに、間違った使い方であっても、多くの人が使うようになればそちらが正しいものとされてしまうのです。つまり、言葉は箱にすぎず、中にどんなニュアンスを入れるのかは書き手と読み手によって変化するのです。

本来の意味とは違う使われ方をしているけれど、それが正しいと世間に思われている言葉の例を2つ見てみましょう。

・貴様
 昔:敬意を持ってあなた様という言葉
 今:相手をののしる言葉

・ご苦労様
 昔:身分に関係なく労をねぎらう言葉
 今:目上の人が目下の人をねぎらうときにかける言葉

上記の言葉を本来の意味で、目上の人に使った場合、おそらく怒られてしまうでしょう。とんでもなくややこしい話です。しかし、これが現実なのでどうしようもありません。

本来の意味と現在の使われ方と両方知っておくことがベターです。



5. まとめ

今回は日本語について紹介しましたが、何をとっても知識にどん欲であることは非常に重要です。「○○リテラシー(知識)」などと使われることもあるように、知識のあるなしが注目されることも増えてきました。

なにより、教養のある人は教養のある人を好む傾向があります。また、知識のある人とない人とでは、理解できる情報やアドバイスの内容が同じではありません

言葉の歴史や文化にふれるきっかけとして、自身のライティングを見直してみてはいかがでしょうか。