先日、マレーシアに出張に行ってきました。今回の目的は現在進行している2つのプロジェクトで日本の油業界のお客さんをマレーシアの工場にアテンドする事。マレーシアで開発中の商品があり実際に工場訪問をしてサプライヤーとも関係を深めるのも重要な仕事です。
またこのプロジェクトを円滑に進めるためにマレーシアのローカル物流業者とも打ち合わせをしてきました。物流ってスムーズにいって当たり前のように思われがちですが、実はそうでもないんですよ。
国によって規制も違うし、サービス業でもあるので対応の悪い業者はとにかく悪くて貨物が通関で止まったりスケジュール通りに運べないなんて事はザラにあります。
いくらネットが発達した時代だといえ、それを使っているのは人です。だから人とのコミュニケーションや関係構築をするためには可能な限りFace to Faceで話す方がいいと思っています。
バイオディーゼル用の油を仕入れる
マレーシアはパーム油の産地であり、その輸出量も年間約2万トンとインドネシアに続いて2位です。また精製方法によって様々なグレードに調整する事が出来るのでその用途は多岐に渡ります。
マレーシアの業者に騙される
こちらの記事にも書いたように、今回の出張に行くまえにマレーシアの油業者に騙されてしまいました。
20kgの油のサンプル代を支払うも、意味不明な理由をつけて2トン送ろうとしてくる。その追加分の金額を払わせようとする。キャンセルするも返金しない。このようなお粗末な事態に巻き込まれてしまいました。
信頼できるローカル業者を知っている事の強み
詐欺被害にあった事で信用できるローカル業者を見つけるのは簡単ではないと実感できました。今回の出張ではこの詐欺業者を訪問する事はなく、物流のローカルパートナーに紹介してもらった業者を訪問することに。
もし詐欺業者を訪問して「サンプル代を返せ」と主張しても、結局 取引なんて出来るわけがなく、最悪 身の危険も考えないといけないわけです。
異国の地で信用を積み重ねる
ネットが普及して簡単に業者を探せるようになったとはいえ、その業者が信用できるかどうかというのは分からないものです。異国の地に信用できるパートナーや協力者がいるというのは大きな強み。
また異国の地で信用を築いていくというのは簡単ではないし時間もかかります。日々の活動の積み重ねが強みになっていくんだなと思いました。
油を吸収する材料を調達する
前回のマレーシア出張ではサプライヤーのオフィスを訪問しました。その時にもらったサンプルを色々と実験をして、今回はお客さんたちとサプライヤーの工場まで訪問して商品改良を提案します。
また実際の製造現場を確認することも出来き、現在取り扱おうとしている商品以外のお宝も発見出来ました。
油の吸収をデモンストレーション
油ってこぼしちゃうと掃除が大変ですよね。雑巾とかで拭き取っても取りきれないし。また掃除に時間もかかります。この動画のように、この粉を使えば掃除は楽々です。天然素材なので環境にも優しいところがさらに良い。
この商品はメッシュがとにかく細かく比表面積が多いのが特徴。また素材事態が油を吸収しやすいものなので早く・簡単に・キレイに油汚れを掃除する事が出来ます。
まとめ
海外で働く日本人として非常に実感するのは、私ら日本人は現地の人たちのサポートがなければ本当に無力だという事。言葉が違う・文化が違う・考え方が違う。こんな違いがあるなかで、いかに円滑にビジネスを構築出来るかは、ローカル企業のサポートを上手く活用する事。
そういう意味で弊社の強みはタイ・マレーシアに信頼できるローカルパートーがいて、企画・調達・物流が出来る事だと改めて思いました。何か必要な材料などあればお問い合わせ下さい。