ブログキーワード

キーワード

ブログを書き続けているけれども、なかなか集客につなげることが出来ない。ブログ集客において重要なのは更新をする事というのは事実ですが、もう一つ大切な事があります。

それはキーワードを意識して記事やタイトルを作成するという事。更新することばかりが目的となり、全くキーワードを意識せずにブログのコンテンツを日常日記にしている、自分の書きたいことばかりを書いているというのであれば、集客できないのは当然のことです。

今回はどのようなキーワードがブログ集客において必要なのかを説明し、そのキーワードを使った集客できるブログ記事の書き方・タイトルのつけ方についてご説明します。



【目次】

1.なぜキーワードが重要なのか?

2.3つのキーワードカテゴリー

3.キーワードの選び方

4.今すぐ集客できるキーワードでコンテンツを作成する

5. 成約率を高める為に必要なこと

6. まとめ

それでは各項目ごとに説明していきます。


1.なぜキーワードが重要なのか?

なぜキーワードが重要か

ブログはインターネットメディアの一つであり、インターネットを使うユーザーの種類は主に以下のパターンに分かれます。

1. なんとなくNewsやSNSなどを見ている

2. 目的をもって検索をしている


1. なんとなくNewsやSNSを見ている

まずなんとなくSNSを見ているユーザーに対してはFacebook、Twitter、アメブロ, Google+などで自己メディアを構築し、そこにコンテンツを提供するという形になります。

SNSを使ったソーシャルメディア戦略とキーワードを意識したブログ構築法の両方が現在のウェブマーケティングの主流といえるのですが、今回は2.の目的をもって検索をしているユーザーに対しての「キーワードを意識したブログ記事・タイトル作成方法」についてご説明します。


2. 目的をもって検索している

ユーザーは自ら「キーワード」をGoogleやYahoo検索画面に入力して検索をします。このキーワードに引っかからなければ、あなたが書いた記事は表示されることはなく、特定の導入経路がなければ誰もブログにアクセスすることはありません。

ポイントはSNSで勝手に流れてくる情報に反応するのと違い、ユーザー自らが「意識的にキーワードを入力する」という事。

このユーザーが入力するキーワードについて正しく理解をしていなければ、せっかく時間をかけて書いた記事にも関わらず、読んでもらえないということになります。

そのキーワードについて正しい理解とは・・


2.3つのキーワードカテゴリー

キーワードカテゴリー

Googleのマット・カッツ氏は検索エンジンで入力されるキーワードは以下の3つのカテゴリーに分類されると伝えています。

1. Transactional(取引型): Do – したいキーワード

2. Infomational(情報型): Know – 知りたいキーワード

3. Navigational(案内型): Go – 行きたいキーワード



このキーワードのカテゴリー分けが、ブログ構築の根幹となりSEOの成否に大きく影響します。慣れていないと理解が少し難しいかもしれませんが非常に重要なパートですので何度も読み返していただければと思います。


1.取引型: Do「したい」キーワード

検索ユーザーが具体的な行動を行うキーワードカテゴリーになります。

例えば

・商品の購入

・音楽・アプリのダウンロード

・資料を請求する



上記を具体的なキーワードで例えると

「ズワイガニ 激安通販」

「AKB48 恋するフォーチュンクッキー ダウンロード」

「学資保険 申し込み」



これらの例のようにユーザーは具体的な行動を行うということを前提に検索しています。



2. 情報型:Know「知りたい」キーワード

ユーザーが何かを知りたい、悩み・問題を解決する為の方法などの情報検索するときに使われるキーワードです。

具体的なキーワードの例は

「新型タブレット 比較」

「GW 海外旅行 おすすめ」

「ブログ 集客方法」



現在主流のコンテンツマーケティングにおいて、重要視されるのがこのKnow「知りたい」キーワードです。ユーザーが知りたいノウハウをキーワードから分析して分かりやすくまとめた記事にして更新します。

質の高いコンテンツを提供することでユーザーからの信頼を獲得し、SNSではシェアや拡散されリンクを集めることができるのでSEO効果が高くなります。

このキーワードカテゴリーで検索をしているユーザーは今すぐにお客になってくれるという属性ではなく、メルマガ登録などをしてもらいコミュニケーションを重ねてから購入してもらう2ステップで顧客になってもらうアプローチが有効です。


3. 案内型:Go「行きたい」キーワード

このキーワードカテゴリーは特定のお店やサービスを探すときに使われるキーワードです。

例えば

「Amazon」

「楽天市場」

「Youtube」

「ウィキペディア」



などが代表的な例です。

他にも具体的なお店の名前、地名、団体名などもこの行きたいキーワードに含まれます。あなたのブログもコンテンツを充実させ、ユーザーからの信頼を獲得することができれば、屋号(行きたいキーワード)で検索されることになります。


4.複数の意味を持つキーワード

全てのキーワードが3つのカテゴリーにピタッと当てはまるわけではありません。

例えば「Macbook air」 のように商品名で検索する場合、

・「Do」したい:Macbook airを買いたい

・「Know」知りたい:Mackook airについてスペックなどを調べたい

・「Go」行きたい:Macbook airを購入できるところに行きたい

という複数の意味が含まれます。



他にも「解凍ソフト ダウンロード」の場合は

・「Do」したい:解凍ソフトをダウンロードしたい

・「Go」行きたい:解凍ソフトをダウンロードできるページに行きたい

という取引型と案内型のキーワードの意味を含む場合もあります。



これらのように多くの場合、検索されるキーワードは複数の意味を持つ事になります。キーワードの意味、検索するユーザーの思考を推測し、それらに沿った記事コンテンツ、タイトルをつけなければいけません。

実際にキーワード選定をするにあたり、どのカテゴリーに分類されるか迷う時があります。その時は狙ったキーワードカテゴリーに含めたキーワードと認識しても大丈夫です。



3.キーワードの選び方

キーワードの意味を理解したら次はキーワードの選び方です。キーワードは自分でマインドマップを使いイメージしながら絞り出していくものではありません。

あなたがユーザーはこのキーワードで検索してくるなと勝手に推測しても思いもよらないキーワードで検索してくる場合が多々ありますので、この時に活用するのがデーターです。


Google キーワードプランナーを使う

キーワードプランナー 画像



まず自分の商品・サービスに関連するキーワードを入力し関連検索をします。今回は「ブログ 書き方」というキーワードで例をご紹介します。

キーワードを入力する



するとユーザーが検索してきた実際のキーワードとその検索ボリュームが表示されますのでダウンロードします。

ダウンロードする



エクセルで関連キーワードと月間検索ボリュームがこのように表示されます。

エクセルで表示される



関連キーワードから自分が提供できるコンテンツ周辺のキーワードを分類します。

キーワードを分類する



今回の記事のテーマである、すぐに売り上げにつながる・集客できる記事コンテンツを作成する場合は、Do「したい」キーワードを使ってコンテンツを作成します。


4. 今すぐ集客できるキーワードでコンテンツを作成する

すぐに集客したいという場合、取引型のDo「したい」キーワードを意識して記事を作成しましょう。上記の「したい」キーワードのパートで説明したように、検索ユーザーは既に「~をする」という準備が出来ており、購買意識が高い状態です。

そのキーワードに対してすでに目的をもって検索しているので、それについて記事でアピールすればよいのです。


「したい」キーワードの注意点

「したい」キーワードで記事を作るだけで簡単に売れるかというと、それほど甘くはありません。購買意識の高い見込み客を狙うのは、他のライバルも実践しています。なぜならこのキーワードを狙えば売れる確率が高いというのが分かっているからです。

腰痛を抱えた患者「腰痛の治療」を売るのは簡単です。

すぐに儲けたいと思っている人に、「速攻で儲かる方法」を売るのは簡単です。

異性にモテたいと思っている人に、「モテる方法」を売るのは簡単です。



アフィリエイターやウェブに強い会社はこれらのキーワードを確実に狙ってきています。その為、このようにライバルが強い場合は以下の方法でアプローチをとって対策します。


「したい」キーワードでライバルに勝つために

このライバル達から厳選のキーワードで勝ち抜くためにはどのようにすればいいのか?今回はセグメントを変えるという方法についてご紹介します。


地域でセグメント化する

あなたのビジネスが店舗系であればまず必要なのが地域でのセグメントです。商品・サービスを提供できる地域が限られているので、その地域名をタイトルや記事に入れます。

例:「ブログ集客 コンサルティング」 + 地域名

北海道限定!美容室ブログ専門の集客コンサルティング



例:「腰痛 治療院」 + 地域名

田園調布駅から徒歩3分。施術時間1分!マッサージせずに腰痛改善する治療院



このように地域を入れることで多くのライバルとの競争から外れることができ、その地域のユーザーに向けてメッセージを伝えることが出来るので集客しやすくなります。


ターゲットでセグメント化する

キーワード検索をしてくるユーザーのターゲットをセグメント化することで、それぞれの検索ユーザーにとって具体的で分かりやすく、興味のある記事やタイトルを作ることができます。

例:「ワニ革 長財布 通販」 + ターゲット

最高にエレガントなワニ皮 長財布!モテる男をプロデュースするお得通販



このようにモテたい男性にターゲットを絞って、ターゲットがしたい(買いたい)キーワードを入れることでライバルとの競争を避けることができますし、またピッタリなターゲットが読んでくれるので、記事の成約率も高くなります。



例:「ホームページ 作成」 + ターゲット

相続に悩むお客を確実集客!司法書士の為の格安ホームページ 作成代行とは?



「ホームページ 作成」というキーワードだけではライバルが沢山います。しかし、このように司法書士でしかも相続にセグメントを絞ってしまえば相続の集客に悩んでいる司法書士には興味を引くタイトル・記事コンテンツになります。


セグメントを変えるだけでコンテンツを複製できる

セグメントを分けることでのメリットは基本コンテンツを作ってしまえば、あとはセグメントを変えるだけでページを更に複製することができる事です。

例:「ブログ 集客方法」

・美容室の集客方法|直接会って指導する集客できるブログの作り方

・治療院の集客方法|地域戦略を使ったブログ集客 コンサルティング

・歯医者の集客方法|簡単に新規顧客を集めるブログ 集客方法とは?



上記のようにブログ集客でターゲットを変えて記事を複製することで、それぞれの検索ユーザーを獲得することができます。


5. 成約率を高めるために必要なこと

成約率を高める

記事内容をセグメントに適応する

当然のことですが、セグメント分けされた記事コンテンツでタイトルが内容と違えば、ブログを訪問したユーザーは「自分が探している記事と違う」、「タイトルに釣られた」と感じてしまいます。

せっかくページまで訪問してくれたユーザーを逃さないためにも、セグメントに分けた内容のコンテンツ記事にしなければいけません。


「したい」キーワードを入力するユーザー心理

したいキーワードを入力するユーザーは既に購買意識が高い状態です。購入すると考えているユーザーが確認をすることは、いかに「お得に」、「リスクなし」で購入することです。

この場合ユーザーは検索キーワードを入力し、表示された一覧のページを複数確認します。もちろんあなたの記事もユーザーに読まれるように最適化しているわけですから、タイトルで読まれることになります。



ライバル以上のオファーを提供する

ユーザーはライバルの商品・サービス内容とあなたが提供しているものが比較します。比較して最もユーザーが購入しやすい(お得),(リスクなし)で購入できるものが選ばれることになります。

ライバルのリサーチをしっかりとして、ライバル以上のオファーを提供できればあなたのサービスが選ばれることになります。


まとめ

ブログですぐに売れる記事・タイトル作成したい場合、買いたいターゲットに向けたものにしなければいけません。その為にキーワードの意味を理解し、セグメント化したコンテンツを作成することで、強力なライバルとの競争を避け効率的に成約することができます。

大切なのはキーワードを入力するユーザーの心理を理解し、それに対してのコンテンツを作成し続けることです。1つの記事を作成しただけで満足してはいけません。結果は大量行動の中にあるのですが、正しいやり方を理解したうえで成果を導く努力をしていただければと思います。