タイで現地採用を経験し、ローカル企業の社長にもなったが、それでも駐在員との見えない壁にヤキモキする気持ちが高まりすぎることがある。
飯野さん、何があったんですか?
聞いて欲しい。書くかどうか迷ったが、これは僕の危機感と嫉妬にまみれたお話であり、そして無力にも自分の正義を振りかざす酔狂な物語である。そして18,000文字くらいある。
今晩 酒を飲みながら酒のアテくらいに読んで欲しい。
なぜ迷ったか?これから僕がお話することは一部の人たちにとっては不快な内容かもしれない。この一部の人たちというのは僕の現在のお客やまだ見ぬ見込み客である。
弊社の事業は国際物流がメインで多くの日系企業様の貨物を配送させて頂いている。弊社が初年度から黒字を出し続けているのは日系企業様様のお陰である。そして、万が一だがこれを失うかもしれない。
しかし書かなきゃいけないと思った。書く事でリスクの方が高く、多分 何も変わらないかもしれないが声を上げないといけないと思った。
これが無駄な正義感であるにも関わらずだ。
大丈夫か!?タイの駐在員は!
現在タイには約7万人の日本人が住んでおり、泰日本大使館に登録していない人数を含めると10万人が住んでいるという。そして日系企業は約6,000社が進出している。その約6,000社のなかで働く日本人として、駐在員と現地採用と自分の会社の社長に分けられる。
これは駐在以外を経験した僕の意見であり、まわりの現地採用の友人達やフリーペーパー、そして個人のブログなどで確認出来る情報だが
駐在員様 > 現地採用 という構図が出来上がっているのだ。
駐在をやっている人にはその自覚はないかもしれない。しかし、タイという異国の地で仕事をする同じ日本人であるにも関わらず現地採用を経験したら、どこかの場面で
あれ?何か見下されてなくね?
と思う時があるのである。
全ての駐在員が悪いとは思っていない
まだ文章の冒頭であるから保険をかけておく 断っておく。
僕は全ての駐在員に対してヤバくね?と言っているわけではない。タイで活動をし始めて現在6年目。国際物流の営業をしているから それはもう沢山の日本人に会ってきて、素晴らしい人格者がいたり、僕なんかと仲良くしてくれている駐在員もいる。
これ以降の話はあくまで人によるのだが、僕以外にも多くの現地採用の人たちが傷ついた経験があるのも事実だ。
何でこんな事が起きているのか?
これ以降の話は僕なりに小さい脳みそをフル活用して考えた問題提起である。
もしあなたの気分を悪くしたら申し訳ない。今すぐにこのページを閉じて、ツイッターならブロック、Facebookなら友達解除をしてくれたらいい。
先に謝っておく。御免なさい。イジメないでください。
駐在員と現地採用の待遇の違い
さあ、保険をバッチリとかけたところでいってみようか。
まずタイにおける駐在員と現地採用のこの待遇の差を見てほしい。知っている人は読み飛ばしてもらっても全く問題ない。
給与
駐在:人と役職によるが40万円〜60万円+αくらい
現採:3万バーツ〜10万バーツ(約10万円〜35万円)くらい
駐在員は給料は日本とタイの両方で振り込まれることが多く日本の給料に手をつけることなく生活できるという。最近、バンコクでは物価は上がってきているのだがそれでもタイだ。ご飯とマッサージとゴルフは安い。金は無駄遣いをしなければ貯まる。
家賃補助
駐在:5万ー7万バーツ(約17万円〜24万円)くらい
現採:なし
特に大きいのがこの家賃補助だ。バンコクでは日本人が多く住むスクンビットやトンローという地域ではTHB6万〜8万/月という家賃を会社が払ってくれる。現採の場合は自分の給料から家賃を払わなければいけない。
僕の当初の家賃はTHB7,000/月で40平米程のスタジオタイプだった。
ドライバー
駐在:あり
現採:殆どなし
運転をすると危険だということで車(カムリとか)とドライバーが駐在員には提供される。また危ないという理由でバイタクに乗ることも禁止されている。なんと過保護なこった。
現地採用でもドライバーがなくても車は手配してもらえるところもある。車支給はありがたい。
日本行き航空券
駐在:あり
現採:なし
駐在では年に1−2回、航空券を会社が買ってくれるのだという。多分LCCではない。ビジネスクラスではないだろうが(多分)それでも1回2万バーツくらいの航空券をタダでもらえるのは最高じゃないですか。
僕は今社長やってますが自腹でエアアジアに乗りまくっている。僕の会社のお金を管理するタイ人パートナー(相方)は絶対にそんな特典をくれるわけがない。
他にも会社によっては色んな特典があったりなかったりする。とはいえ現地採用とはえらい違いだ。
若手の駐在員をタイに送ったとしても会社としてコストが少なくとも最低1,000万円くらいかかるのである。
見下される現地採用の叫び
更にいってみよう。多くの現地採用がこの言葉を言われた時に感じるのだ。
あ、見下されているかもと。
あ、◯◯さん現採なんですねw
駐在員の方に悪気がないのは百も承知である。しかし、差をつけられているポジションからすると感じてしまうのである。
例えばプロ野球の1軍選手が別のチームの2軍選手に向かって「あ、2軍なんですね」という感じなのだ。
そしてタイで働く僕たちはプロ野球のようにザ・実力主義ではない。
タチが悪いと思うのは現地採用だからといって、人間的に仕事レベル的に劣っているわけではない。単に雇用形態が違うだけなのだ。
自分で言うのもなんだが、僕は仕事レベルとしてそこいらの駐在員よりバリバリ新規の仕事を取っていたという自負があるし、ゼロから2年で年商1億の個人成績も出した。
しかし、こんなこともあった。僕が何をしたんだろう?
物流の新規営業訪問した時
駐: 飯野さん現採?
僕: 一応、自分の会社です。駐: まぁ俺も個人事業主の気持ちで会社の代表として来てるからね。
僕: …???
僕: じゃあコスト削減でウチの物流どうですか?
駐: えぇ〜、どうかなぁ〜wwその後、終始スマホ見ながら会話された。
何なの?
— イーノさん@タイで起業・社長🇹🇭 (@thailogistics02) September 19, 2019
ただ単にタイに来て一生懸命仕事を頑張っているだけなのに雇用形態が違うだけで何でこんな風に言われないといけないのだろうか。
あなたは貴族ですか?カースト制度ですか?
話は横にそれるが、たまに現地採用の人が自分で「あ、僕は現採なんで。。」と何か恥ずかしい事のようにいうのも気に入らない。「はい。現採です。」と普通に言えば良いのに。
ダメな現地採用も沢山いる
僕の知り合いの日系企業の社長(駐在員)は社長を代わってもらうために現地採用を探したんだけど300人のリストから会いたいと思える人は2人しかいなかったという。
更に面接をした人は社長経験はあるが、数字が読めず英語は全く話せないという状況。よくそれで社長をやっていて、タイで社長をやりたいと言えるな。。
この件については別途 考察を持って別の記事にしたいと思う。ここで話を膨らませるとこの記事で何が言いたいかブレまくってしまうから。
素晴らしい駐在員も勿論いる
ここで、もう一度 保険をかけておこう。僕は駐在員の全てがダメだとは一言も言っていない。
一部の駐在員が上述したようなことを僕にしてきたが、実際に会ってきた人の多くが素晴らしい人たちなのである。
僕のお客さんで凄い駐在員がいた。
タイ語を学び
製造現場にとにかく足を運び
現場の声を聞きタイ人に対して主に優しく接し
時に厳しく指導して
工場の生産性を上げた。駐在員で権力もあるから
積極的に改革をしていった。彼が帰国する時
多くのタイ人たちが涙した。こんな人が増えて欲しい。
— イーノさん@タイで起業・社長🇹🇭 (@thailogistics02) September 17, 2019
このツイートのように本当に凄い人もいた。この人には仕事で厳しさも教えてもらったし、またこの会社の物流改革にも協力をさせてもらった。
駐在員のあるべき姿とは
さて、ここからがビジネスマンとして収入に差をつけられた男の情けない嫉妬にまみれた話である。ドロドロとした昼ドラのような男の嫉妬と愚痴と心の叫びを聞いて欲しい。
飯野さん、ダサくないっすか?
仕方がないのだ。これから続いていく話に解像度を持たせるには僕の心の闇をさらけ出さないと伝わらない。
僕が現地採用をしていた初年度の年収は104バーツ(約353万円)だった。日本にいた時は独立の失敗から派遣会社の社員を経由して、東京の商社の正社員として働いて430万円くらいだったと思う。
それでもタイの安いマンションに住み、主に安いタイ飯を食べていたので特に不自由と感じることはなかったが。
そして年収350万円の男がタイに来てゼロから2年で約1億円/年を売り上げた訳である。年収1,000万円(コスト的に)の駐在員がどれくらいの利益を会社に与えているのだろうか?彼らは週末はゴルフ三昧に夜は女の子のお店でカラオケ三昧。更に僕は見下されている(と感じる時がある)。
もう完全に嫉妬しかない。
こんな文章にしているくらいだから僕の人としての器は限りなく小さいのはお分かりだろう。
小さすぎて覆水盆に返らずというか、速攻で盆から水が溢れてしまっており こんな記事を書いている。そしてこの記事のせいで仕事が減ったら、マジで覆水が盆に返らないという愚かな男の物語が出来上がる。
話を戻そう。
僕は国際物流の営業で日系企業に飛び込みの電話をかけまくっていた。その時の営業トークはこんな感じだ。
タイの物流会社です。輸出が超得意です!コスト削減を提案出来る自信があるので興味がありますか?
10件電話をかけたら1件は興味があると言ってくれる。そこに本当にコストメリットのある提案をするのだから高い確率で新規のお客が取れていった。
営業マン時代はこれでもよかった。しかし会社を経営する現在。タイの経済、日本の経済を考えながら起業している現在。
残りの9割は何しにタイに来てるの?日本じゃ製造コストが合わないからタイにコスト削減をしに来たんじゃないの?物流コスト削減はコスト削減じゃないの?
日系の製造業は大体 日系の物流業者を使っている。なので「他社との関係がある」ともよく言われた。
だからと言って高いコストで買い続けるのは会社経営としてどうよ?見直す余地があってもいいんじゃないっすか?あなた 給料いくら貰ってると思ってるの?
そうなのである。
上述しているように若手駐在員であっても最低1,000万円以上のコストがかかっており、高い給料をもらっているんだから
・現状からの改革
・生産性を上げる
・利益率を上げる
・コスト削減
・現地社員に貢献
・新しいプロジェクトを立ち上げる
・各国で日系企業などと連携をする
などを積極的にすべきではないだろうか?
これを現状維持してなんなく3ー5年間くらいの駐在任期を終えようとしている人を見ると
これくらいはやらないとその給料の価値があるの?現状で会社を回すだけならコストが安い現地採用でいいんじゃないの?
というのが僕の言い分である。
駐在員の辛さも分からなくはない
さて駐在員に対して僕なりの正論と正義を振りかざすのはここら辺にしておこう。こんな事を言っているのだが、タイで働く駐在員の気持ちも分からなくはないのだ。
よく聞く話だが、特に日本からの出張者対応がとにかく大変なのを知っている。日本から来ている出張者たちはもちろん仕事をしに来ているのだがタイという微笑みの国に来てしまうと、どうもスイッチが入ってしまうのだろう。
行っちゃうよね。ゴルフ。エロいマッサージ。女の子のお店。
それにほぼ毎日・毎晩付き合わされるのだという。「出張者だけで行ってくれよ。」という声に出せない心の悲鳴をよく耳にする。我ながらのデビルイヤーだ。
そして仕事内容的にもどうかなと思う内容をよく聞く。細かな案件の報告、資料作成。プレゼン資料の英訳など。
年収1,000万円以上(コスト)のプレーヤーがやる価値ある仕事だろうか?と思うときがある。
仁義なき出張者対応
この出張者対応はもちろん僕も経験している。
僕がタイに来た時は日本の歴史ある上場企業にお声をかけてもらい、今の親会社の現地採用の社員として雇われて始まったプロジェクトだった。
なのでたまに来る日本人の役員が来た時は完全に仕事にならなかった。朝早く起きて役員様をホテルにピックアップに行く。僕が取ってきたお客に1日5ー6社のアポを 仕事だから良かれと思って詰めに詰めて、「入れすぎじゃない?」と嫌味を言われる。
夜はルブアと呼ばれる夜景が最高な63階のスカイバーに連れて行くも5分で「次行こうよ」と言われてカラオケに行く。美意識のカケラもないオッさんだ。
そしてしっかりとホテルまで送り届けて、車のゴミを片付けて、家に帰る。そして役員様よりも早く起きてまたホテルにピックアップに行く。
役員の出張対応は辛かった。
報告に関してもそうだ。上述したように仕事を取りまくっていたので、報告書を書く時間が惜しかった。
しかし僕はタイの会社には英語で、日本の会社には日本語で書いていた。1年半くらい続けたが、流石に同じ内容のものを2つも書く意味があるのか?と、日本の会社に英語に統一させて欲しいとお願いをした。
そこで出て来た回答は
役員が英語を読めないからその要求は飲めない。
知らんがな!!
結局はタイ人の社長に「日本のレベルに合わせて報告に時間を取りたくない」と伝えたら、日本語だけで良いよと言ってもらえた。1年半 結果をしっかりと出してきていたので僕の行動を信用してもらえたのだ。
このように海外に慣れていない偉い人をサポートする仕事ほど時間の無駄と感じる事はない。しかし、この偉い人たちが自分のポジションの権限を握っているのが事実である。
この偉い人をないがしろにしてしまうと、自分以外の「偉い人に都合の良い人材」が海外担当に抜擢される事になり、現地にいるにも関わらず日本からの指示待ち人間、または日本の顔色を伺わないと物事を決められないという構図が出来上がってしまう。ってか既に出来上がっている。
タチが悪いのはその自分では決められない人材の給料(コスト)が バリバリ活躍する現地採用の人材より、そして日本で働く同世代の人たちより圧倒的に高いという事だ。
もはや日系企業はブランドではない
ちょっとこの記事とデータを見てほしい。
早稲田大学ビジネススクールの大滝教授による考察なのだが、グローバル・ビジネスリーダーの育成と活用【第5回】でアジアのエリート人材たちは日系企業で働きたくないという傾向があると伝えている。
以下に書かれているデータは全てこの記事の引用・抜粋である。
本文を一部抜粋する。
日本企業の人気は2008年以降、低下の傾向にある。グラフ上の破線で示した通り、働きたい人の割合が減少しているだけでなく、働きたくないと答えている人の割合が増加傾向にある点も問題だ。
さらに分析を進めると、日本企業に勤めた経験がある人ほど、日本企業への勤務を望まない人の割合が増え、勤めた経験のない人に比べ4倍近く高くなるということがわかった。
一度勤めた人の約15%が二度と勤めたくないと思うのである。この原因については後に考察する。
またこの記事におけるアジアの若手に対して日系企業についての人気調査をしたところ、以下のような回答が上がってきたという。
日本企業に勤めたいという理由
・高い技術が身につけられる。
・規則正しく、マネジメントがしっかりしている。
・良いキャリアになる。
・チームワークを重視した働き方がされている。
・高い給料を得たいから。
日本企業では働きたくないという理由
・給与や昇進が年齢や勤続年数で決まる。
・規則が多すぎる。
・キャリアパスが見えない。
・ローカルスタッフを尊重しない。
・マネジメントポジションが日本人で占められる。
・現場での改善活動を行っても、それが当然とされ、評価してくれない。
・職場でのプレッシャーが大きい。
・時間管理が厳しい。
・少しのミスも許されない。
・残業、長時間労働が評価され、効率的な働き方が評価されない。
・仕事が多い割に給与が低い。
・日本人はいつも日本式のやり方を押し付ける。
日本企業の多くが、海外現地法人の現地社員を未だにナショナルスタッフと呼び、ローテーションスタッフと呼ばれる日本人社員とはキャリアパス上、明確な区別を行っている。このような状況下ではナショナルスタッフには現地法人内のキャリアの機会しかない。
それだけではなく、現地法人の上位のマネジメント職には日本人赴任者が就いているので、零細企業と同じ程度の昇進の機会しかないのである。現地スタッフはこれを「グラスシーリング(ガラスの天井)」(キャリアの限界の意)をもじって「バンブーシーリング(竹の天井)」と呼んでいる。
また先日ツイッターで飲み会をした時に慶応大学の大学院に留学した優秀なタイ人から話を聞いたのだが、全く同じことを言っていた。
更に僕の身の回りでも日系企業は厳しくて、偉そうな日本人が嫌だからもう日系企業では働きたくないという声は何回か聞いたことがある。
まだタイのローカル企業に比べればオフィス系は給料が良いので人が来てくれているが、果たしてこのまま今後も同じ状況が続いていくだろうか?
一位じゃなきゃダメなんですか?二位じゃダメなんですか?
このデータを見る限りでは日本は2位ですらない。日本を代表するトヨタであっても8位だ。
「2位だったら全然いいじゃん!」と蓮舫議員に言いたくもなるが現状はそれどころではないのだ。
このままでは起こってしまうリスク
ここで話を終わらせると「今の日本、オワコン草(終わっているので、ウケる)」と単に危機感を煽っただけで問題解決になっていない。これだと2チャンによく見られるネットの民と変わらない。
なぜ僕が冒頭に書いたように仕事を失うかもしれないリスクを追いながらこんな長い文章を書いているのか?ただ単に嫉妬だけの話ならここまで長文のネチっこい文章を書かない。
僕はタイで会社を経営しており、多くの若い人たちが僕のことを成功者として勘違いしている。なので彼らには引き続き勘違いしてもらうような文章を書かなければいけないのだ。
また本当の理由は別にあり、この記事の最後の方に記載している。なのでこのまま読み進めて欲しい。まだ半分もいってないから。
横柄な駐在員の問題。海外の人材が日系企業で働きたくないという問題。これらは今後 どのような問題につながっていくのか?
僕なりの考え・意見をお話ししていきたい。
外国人に嫌われてしまう
このままでは起こってしまうリスクとは?外国人の人たちに嫌われちゃうかもしれない。イヤじゃん嫌われるのって。
でも、これまでは先人が積み重ねて来た日本ブランドがあったが、タイではその先人(おじさん)が自らブランドを壊しにかかっているように見えてしまう。
そのタイでの行いだが…
・全般的にタイ人を見下す
・レストランや電車で大声で猥談をする
・タイ人の女の子を妊娠させて日本に逃げる
・ゴルフのキャディーに19番ホールを要求する
・普通のマッサージ店でエロを要求する
・普通のタイ人にセクハラをする
・エロいくせにケチである
このように基本的にはエロにまつわることが9割くらいと何ともまあ情けない話である。実際にタイで生活をしているとこのような猥談や低俗な日本人に対する批評をよく耳にするのである。
そもそものモラルと美意識が完全に欠落している。
そんな僕もカラオケなどでエロい一面も出る時が当然あるのだが、僕は全くケチではない。むしろ相当な額をボラれている。そして女の子が嫌がるようなことは絶対にしない。
友人の漫画家さんに書いてもらった似顔絵を見て欲しい。僕はジェントルマンだが犬で表現されてしまうほどの犬コロである。
僕の世代ではまだ日本人というのは多くの外国人に好意的に見られているが、20年、30年後はどうなっているだろうか?
上記のようなタイでよく見られる日本人の一部のおじさん達の行動を知るとやべえなと思ってしまうのだ。
ザ・外国人の協力がないと成り立たない国、ニッポン
現在の日本はどんな状態か?確実に明らかになのは少子化問題による労働人口の減少だ。今では多くの日本にある製造業やサービス業が外国人労働者によって支えられている。
そして日本だけでは生き残れないから、製造コスト削減や販路拡大の為に海外進出をしている。
日本国内は外国人労働者によって支えられており、また日本だけではオワコンだから海外進出して日系企業は生存している。今の日本の企業は外国人によって支えられているのに、未だにJapan as No.1と勘違いしているバブル経験済みのおじさんが海外で会社の舵取りしてるからギャップが埋まらない説あり。
— イーノさん@タイで起業・社長🇹🇭 (@thailogistics02) September 20, 2019
なのにJapan As No.1だと昭和のバブルを経験した おじさん達がタイの日系企業の社長をしている場合が多い。
だから「日本は凄いんだぞー」「日本人は偉いんだぞー」とタイ人を見下したり、タイ人との連携が出来ない人が少なくない。
こうなるとどうなるか?
そりゃ、タイ人に嫌われちゃいますよ。
タイ人は日本には観光にしか行かないだろう。タイの日系企業や日本では働きたくないと既に多くのタイ人が言ってたりするから。そして今後 嫌われ続けたら10年後などは観光にすら来てくれないかもしれない。
またタイでは日系企業は日系同士でしか取引をしていない所が多いので、日本人同士でパイの取り合いになってしまう。ってこれは既に現在なっている。
外国の企業に商品が売れなければ、海外進出は単なるコスト削減だけなのである。それも駐在員のバカ高い経費があるのでユルユルなコスト削減でしかない。
先進国ではなくなる
そして現在 日本はG7に選ばれている。この資本主義経済において世界の主要7カ国として欧米諸国と肩を並べて世界の会議に参加させてもらっている。
しかしこのままでは外国人に支えられている日本が外国人から嫌われてしまうので、これまで製造業で伸びてきた日本が世界の製造現場で遅れを取り始める日が来るのではないか。
そして海外のエリートたちは日系企業では働きたくないという現実もある。10年後、20年後はどうだろうか?
孫正義は日本はAI後進国と言っている
ここが日本の現在地を知るのに超重要だ。
これからの時代に必須のテクノロジーAIにおいて日本は既に後進国なのである。これからどんなけ巻き返しても日本が製造業で中国・東南アジアのコスト競争力に勝てる事はない。
製造業で盛り上がった日本経済はもう製造コストでは勝ち目がない。昭和のモーレツ社員(当時のおじさん達)が長時間労働して、スピードで戦ってきたがテクノロジーがその差を埋めて来ている。日本でも働き方改革により、長時間労働やめようよという風潮がある。
だからテクノロジーやAIの分野にも進出しているのだが、シリコンバレーやインドに勝てるのか?「先進国でなくなる日が絶対に来ない!」とは言えないのではないだろうか。
テクノロジーだけでなく製造業でも遅れを取り始める
孫正義まで持ち出してAIやテクノロジーに関しては話を持ち出してしまったけれどもテクノロジーの話はちょっと外に置いておきたい。
なぜならタイにある日系企業はそんなにテクノロジー x テクノロジーしていないしタイは生産国であるということが当分変わらないからだ。
ニュアンスとして日本はテクノロジーは既に遅れていて、製造業でも遅れてきてますよと伝えたかったのだ。
ではどうしたら良いのだろうか?
小難しい経済の話はやめよう。専門家に突っ込まれたら僕の経済の話は穴だらけなのは知っている。ちょっと上のパートで話がつまらなくなったかもなのでこの記事の離脱率が上がったかもしれない。
ここまで読んでくれている君には感謝している。ここら辺でトイレ休憩やコーヒーブレイクを挟んで、引き続き付き合って欲しい。やっと富士山でいう5合目くらいだから。
駐在システムの問題
リスク的には上述したような感じだろう。では、そもそもの問題ってなんだろうか?
上述しているような問題は駐在員という人の問題ではなくシステムの問題だと考えている。
そろそろ昭和の駐在のシステムを
見直してはどうだろうか?横柄な人は本人が悪いのではなく
人が横柄になるような
待遇や駐在カーストが問題でシステムの問題だ。
少なくともタイでは
嫌々 派遣されてる駐在員よりタイで働きたい!っていう
人材を発掘・教育して
よりローカライズすべきだ。— イーノさん@タイで起業・社長🇹🇭 (@thailogistics02) September 18, 2019
この令和の時代にタイに駐在員は必要か?
タイに進出して来たばかりの日系企業であれば、確かに商品・サービスや企業文化を十分に理解しており、日本本社との連携が出来る日本からの代表者として来る駐在員は必要だろう。
しかし、進出後 数十年も立っているのに未だに日本人の駐在員を数十人と抱えている大手の日系企業もある。
なぜだろう?既に回っている仕事であればコストの高い駐在員である必要があるのか?
そして日本人の海外経験先としてタイが選ばれることがある。なぜならタイは駐在先としては優しい地域だからだ。現在は親日国だし、タイ人優しいし、日系企業や日本食も多いから。
しかし人材育成の為に勘違いした人間力の低い駐在員が現採やローカルスタッフに馴染めず見下したりしている事もあり、未熟な人材のトレーニングに付き合わされるタイ人達はたまったものではないだろう。
待遇が良すぎではないか?
そこまで待遇を良くしないとタイには人が行きたくないのだろうか?
インドとかだと何となく分かる。僕ならインドは金を積まれても行きたくない。注:これは飯野の個人的な経験による。インド好きな人も もちろんいるだろう。
しかし、微笑みの国タイは駐在した人が帰りたくないと言って会社を辞めちゃうような日本人にとって住みやすい国である。
ガラスの天井と呼ばれるのもこの大きな待遇の違いによる
人が横柄になるのはその人の問題だけではなく、人が横柄になるシステムの問題ではないだろうか。そんなに差があれば人間力のない人、道徳心が弱い人は、自分は凄い人間だと勘違いをしてしまい人を下に見てしまう。
日本に家がある人だけに家賃補助したり、少しの手当のみではダメなんだろうか?
なぜ、おじさんたちが多いのか?
僕は現在38歳だが、こんな僕でもタイでは若手の日本人と呼ばれるくらいだ。
自民党かっ!?
大手企業では20代の若い人たちが結構駐在に来ている印象だ。しかし、一般の中小企業では20代、30代の駐在員は少数派な感じがする。
これは日本本社での人材不足だろうか?もしくは「経験値が高い社員」=「海外で上手くやれる社員」という単純な考えに陥ってないだろうか?
英語すら話せない、また英語すら勉強しようとしない人は多い。僕は自らの能力を過信して、自分の成長を自らストップしている人は 年齢が若かろうが”おじさん”だと思っている。
この脳内おじさん達が未だにJapan as No.1だと勘違いしており、タイ人を見下す傾向が強い。
日本本社の問題
人事の問題
脳内おじさんや嫌々タイに来る人がいる。どういう基準で駐在員を選んでいるのか知らないのだが タイに馴染めない人、タイが嫌いな人を選んじゃったら現場で上手くいくわけがない。
タイにはタイで働きたいという日本人はそれはもう沢山いる。そういう人たちは語学的なスペックは高く、タイ人達と溶け込む事を苦としない。
現地採用で仕事の能力的には低い人も確かにいる。しかし、仕事もちゃんと出来てタイが好きだ!という人も結構いるのだ。
役員の旅行先と化している
現場のタイ人もこういうのは普通に分かっているので、会社の腐敗はトップから下りていく。タイ人がどーのこーの言う前に本社の人事を見直せよって話だ。人材不足 以前の話で、そもそも会社を伸ばす気があるのだろうか?日本の会社大丈夫かしら😓 https://t.co/iCyQ0Panym
— イーノさん@タイで起業・社長🇹🇭 (@thailogistics02) September 20, 2019
流石にここまでの旅行を出張として来る人は珍しいのだが、上述しているように役員対応は出世を考えるサラリーマンにとって命である。
その接待や忖度のようなものに1,000万円以上プレーヤーがガイドとして使われる。確かに世の中そう言う場面は多いのだが、現場のタイ人達はこういう事には物凄く敏感で待遇に不満を感じているのである。
タイではたいして仕事をしない(しているように見えない)日本の役員が威張っていて、ちゃんと仕事をしているタイ人のマネージャークラスはバカではないので、ロイヤリティーが下がっていくのは驚く事でもないだろう。
若い大手企業の駐在員は帰国後に会社を去ってしまう
これは結構 聞く話なんだけど、駐在を経験してしまった大手企業の若者は1年以内にその会社を辞めるという。
理由としては
・海外で価値観が変わってしまった。
・日本に帰って来たら海外と関係のない部署に配属された。
・ベンチャーとか起業している同世代の友達を見るとヤバイと感じる。
若い人が駐在で得た経験を その会社で使うことが難しいと感じたりするのだろう。
これだと大手企業としては完全に金をドブに捨てている事になる。何度も言うが現場で仕事をまわすだけなら経験の少ない若手駐在員より、経験のある現地採用の方が安くて良い場合が多いからだ。
どうするよタイの日系企業?
これらの問題は昭和から続く駐在システムの問題ではないかと述べてきたが、それではどうしたら令和の駐在システムになるのだろうか。
タイの支店・子会社を任されるということは一企業の社長であるのだ。そして僕はその一企業の社長でもあるから、社長の視点からどうすれば健全で伸びる組織が出来るのかについて話していきたい。
危機感を持ってローカライズする
まず危機感を持たなければいけない。今かかっている日本人の駐在コストは100%下げられる事を思考停止にならず考えなければいけない。
これまでの駐在システムでやってきた会社は何となく1人の任期が3年〜5年くらいで、人材を回していくとだけ考えていなだろうか?そこに何か発展はあったのだろうか?
しつこいくらいに言うが既存の仕事をまわすだけならコストの高い駐在よりコストの安い現地採用の方が会社経営として正しい判断だ。
報酬形態の見直し
これも上述しているが待遇が最初から良すぎる。タイはその待遇じゃなきゃ人が来ないという国ではない。
企業として利益を出し、現地スタッフ達に貢献をして、日本・タイにも貢献する。成果に応じた歩合制やボーナスなどでの報酬で差をつけるのが簡単で分かりやすい。
一個人だけが極端に待遇だけ満たされていると、現場のスタッフ達も納得しない。待遇に応じた結果を叩き出さなければ誰がその人についていくというのだろうか?
弊社の実力のある人が稼げる仕組み
ちなみに弊社ではタイ人の営業担当者が仕事を取りまくれば、コミッションで僕の給料より稼ぐことが出来る仕組みになっている。
そして僕としてはいかに営業担当者が仕事を取りやすい仕組みを積極的に作っている。営業マンの勘違い・過信は懸念しなければいけないのだが。
現地採用の徹底教育と権限譲渡
日系企業なのでやはり日本人との連携が取れる人間が必要なのは分かる。それがコストの高い駐在員である必要がないという僕の主張も流石にしつこいのでご理解頂けるだろう。
現地採用の人材はいい人もいれば、確かにダメな奴もいる。日本でバイトだけしかやってこなくてタイのゆるい感じが大好きウェーイwwって奴もいる。こんな奴に会社を任せられる訳がない。
しかし、日本でちゃんと働いて来た経験もあり、生き方として日本ではなくタイを選んだ人も沢山いる。
そういう人を積極的に発掘し、教育をして、現地との連携をスムーズに出来る日本人の現地採用が沢山いればコスト面でもメリットがあるし、仕事の出来ない駐在員1人より きっと良い成果につながるはずだ。
少なくとも嫌々 来させられた駐在員より100倍ましだ。
若者を応援する企業文化へ
ここまで おじさんを結構disってきた(厳しい事を言ってきた)。今の日本があるのも高度経済成長を経験しバブル時代、昭和の終わり頃にモーレツ社員として24時間働けますか?と栄養ドリンクをガブ飲みして働いてきたおじさん達のお陰だというのも認識していますし、感謝もしております。
現在、多くの大手企業や中小企業の役員の方も元はこのモーレツ社員で日本の経済を作り上げてきた方だと思います。そんな人たちを おじさんとしてdisってきました。御免なさい。
しかし時代が変わっている。元号も2つ飛びですよ。インターネットの登場で昭和の古きよき日本とは違い、情報が簡単に入手出来る時代。そしてその情報を使いこなさなければ生き残れない時代。
よりグローバルに活躍しなければ世界と差が開く時代なのである。日本のIT相が78歳でハンコ文化を残そうとしているが、それってヤバいじゃんwwという声がネットでは出まくっている時代だ。
頼りになるオヤジに応援してもらいたい
もし自分が上述しているような おじさんの立場なら、定年まであと少し、退職金にも影響するかもしれないし 何事もなく無事に逃げ切ろうという気持ちは分からなくはない。
昭和・平成の時代を頑張ってきて頂いたのだから勿論 それ相当の報酬をもらいたいのは痛い程分かる。
その上で今を頑張る若者を応援して欲しいのだ。
保身に走って新しい事に挑戦したい若者の道を塞ぐのではなく、経験と人脈のあるおじさんが全力でサポートしてくれたら、それはもう おじさんではなく、カッコいいオヤジなのだ。
僕らは年金がもらえるかどうか分からないし、政府が副業推奨するというくらい自分の身は自分で守らなければいけない時代を生きている。
しかし若者が1人で仕事をするとどうなるか?大抵失敗する。実際に僕もおじさんに噛みつきまくって独立して失敗してしまった人間である。
だから若造が社会的に権力のあるオヤジに助けてもらわないと、やっていけないのである。なので ここまでの僕の無礼は子犬の甘噛みくらいと認識して爽やかにサポートして下さい。
もう一度、孫正義の話を持ち出そう
彼の名言の一つに「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである。」という、さすが日本を代表する経営者のお言葉がある。彼はカッコいいオヤジだ。
髪の毛が後退している多くの日本のおじさんは、孫正義のごとく前進をして保身という言葉をなくして欲しい。
優秀な人材は現場に出て来いやぁー!
優秀な人材は大手企業に沢山いる。ドヤって説明することでもないが、これは日本人向けの就活サイトの人気日系企業ランキングである。
優秀な学生が人気の企業のタイ駐在員を目指すのも悪くないだろう。しかし20代とかの海外駐在を経験した若い人たちは会社を辞めていく人たちも少なくないともお伝えした。
そして以下のツイッターでも書いたように、大手企業ってのは仕組みやブランドがしっかりしているので、ぶっちゃけ君じゃなくても組織はまわる。
優秀な人材って
大企業に沢山いるんだろうけど大企業って仕組みと
ブランドがしっかりしてるからたいして優秀じゃなくても
組織は十分にまわる。なので大企業一筋❗️と
決めてる人は良いけどそうじゃないなら
独立とか、ベンチャーとか入って
その優秀さで凄いことして欲しい。ダメっすか❓
— イーノさん@タイで起業・社長🇹🇭 (@thailogistics02) September 19, 2019
ある程度 大手企業などで経験をしたら自分の力を試しに中小企業やベンチャーに転職してはどうだろうか?
最近、弊社に来る若者に就職活動や起業について聞かれるんだけど、起業はいつでも出来るし取り敢えず大手企業入っておいた方がいいぞと言う。大手企業に入社するには新卒というカードを使ったほうが有利で、大手でしか学べない事もあるから。中小やベンチャーには大手から転職出来るが、逆は難しい。
— イーノさん@タイで起業・社長🇹🇭 (@thailogistics02) September 21, 2019
優秀さの定義が海外では変わる
そして海外では優秀の定義も変わってくる。単に暗記力や論理力が高い人が優秀とされていた時代はAIの台頭で変わりつつある。そして海外では現地スタッフといかに協力して仕事が出来るかが海外人材の優秀さではないだろうか。
いかに仕事能力が高くとも、海外スタッフからの協力が得られなければ何も出来ない。高い数字にゼロをかけても結果はゼロなのだ。
この記事にも書いたが、これからの時代は海外での仕事経験は絶対的に必要で海外へのハードルはすごく下がっているからとにかく行ってきなという内容だ。是非読んで欲しい。
若者よ、令和の時代では海外で仕事・活躍をするのは憧れではない。もはや必須である。
パパはバンコクの中心で声をあげる
最後に。なぜ僕が嫉妬にまみれた文章から始まり、現在の駐在システムに対しての問題提起を投げかけてきた理由を説明して話を終わりにしたい。
私ごとで恐縮だが来年の1月に初めてパパになる事になった。今、「飯野さんおめでとうございます」と思ってくれた君。ありがとう。お祝いは紙オムツがいい。事務所まで送ってくれ。
タイと日本人のハーフの男の子だ。僕が生まれた時が4,000gあったから、それくらい大きな赤ちゃんが産まれるかもwと嫁に言ったら、「マジ勘弁」と言われている。
メンヘラかもしれないが
さて、この記事に書いているような問題は実際は結構前から思っていた。そしてそれらは上述しているように単に自分の嫉妬と、単なる問題認識だけで終わっていて 現採の人たちとの飲み会の時に軽く愚痴って気を紛らわせていただけだった。
しかし、僕はパパになる。タイに住む日本人の血を引く男の子のパパになるのだ。
そして、今の状態が続くと。。
もしかしたら自分の息子が学校に行くようになった時「お前のとーちゃん、日本じーん」と虐められたり、就職する時に「あ、日本人なんですね?」と見下されたりするかもしれない。
そんな事は絶対に起こしたくない。
リスクとして今のシステムが変わらなければ日本経済がどーのこーのとか、先進国がどーのこーのとか言って来たが、ぶっちゃけ ここが僕にとっては最も肝心な問題なのだ。
日本人だから虐められた。。と泣いて帰ってきた息子を僕はどのように守ればいいんだろう?
日本人学校に入れろよ
いや。。そうかもしれないけれども、それは根本的な問題解決になっていない。
これは僕の想像力豊かな妄想で、メンヘラで、現実に戻ってこいとも言われるかもしれないが、これが妄想で起こることがないとどれだけ言えるだろうか?孫の時代だとどうだろうか?分からないじゃないですか。
冒頭にも書いたがこの記事が原因で、お取引先である日本企業の役員様のご機嫌を損ねてしまい、仕事を失う可能性もある。
しかし、パパは今の状態が続くとヤバいと真剣に思っているのだ。
もし君が大きくなってパパが仕事を失っていたら君はどんな事を言うだろう?
パパは愚かです。
ええーっ!?
茶番はこれくらいにして話をまとめよう。
まとめ
タイに置いては駐在システムは違うフェーズに来ているのではないだろうか?
少々disるように一部の駐在員の心もとない発言や態度、おじさんたちの行動に対して言及してきたが、僕なりの理屈で変わらなければいけないと長々と語ってきた。
僕一人が騒いだところで何も変わらないかもしれない。それくらい、この問題は根深い。そもそも現在の駐在員や日本の役員で問題だと認識している人は殆どいないと思う。
権力を持った人たちや大人たちに対して、権力のない別の立場から物申しているのだから簡単に解決するものではない。しかし、若い世代の人には考えるキッカケになって欲しいと強く思う。
なぜなら君達はあと30年、40年と現役で働くのだから、これ以上に日本のブランドが落ちてしまったら不利になるのは自分たちなのだから。
また子供を持つ親なら自分の子供が不利になるような世の中にはしたくはないと思うんじゃないか。
「今が楽しければウェーイ!」という人はここまでこの長文を読んでいないと思う。
今回の僕の問題提起が単なる妄想で終われば全く問題はないのだが、日本で少子化問題がずっと言われながらジワジワと来てしまったように、「日本人、海外でオワコン問題」もすぐ近くまで来ている。
そして完全に落ちてしまった信用回復という無駄な労力をしなければい日が来るかもしれない。しかし、今ならまだ間に合うかもしれない。