ツイッター経由で僕にDMを送ってきて「お会いしたいです!」という若者は最近多い。

スカイプでの相談などは受けていないので、弊社まで来てくれた人限定で時間を取っている。その面談の中で色んな若者の話を聞くのだが、「やりたい事がハッキリしていない」という若者は少なくない。

個人的には20代前半でやりたい事が明確に決まっている必要はないと思うのだが、こういう風に言われた時にはなぜ僕が現在タイで働いているのかを僕の価値観を話すようにしている。



飯野飯野

飛行機に乗って英語でペラペラと商談をしてビジネスをバシーンっと決めて海外を舞台に活躍している自分が最高にカッコいい。

文字にしてみると何かダサい。と思ってしまった。。

しかし僕の価値観は24歳で留学を終えた時にこのような感じで出来上がり、その後 38歳の現在まで14年間変わってはいない。



しかし海外で活躍するってどういう事だ?ツイッターのプロフィールにも海外で活躍したい人に向けて情報を発信すると書いてしまっている。



せっかくの機会だから僕なりに海外で活躍するとはどういう事なのかを時間をとって深く考える事にした。

注釈:今回の記事から自分が書きやすいように書きたいように文章を書くために、文体が少々ラフになりキャラも以前とは少し変わっている。

しかし、これが素の僕だという事でご理解いただけたら幸いです。

なぜ海外で活躍したいと思ったのか?

飯野飯野

カッコいいから

この一言で話を終わらせてはいけない。

曲がりなりにも僕はタイで会社を経営していて、弊社に来る若者は僕がビジネスで成功していると勘違いしているのだから、もう少し勘違いをしてもらわなければいけない

もう少し掘り下げてみよう。

価値観が形成された留学経験

初めて海外に1人で行ったのは23歳の時。オーストラリアに英語留学に行った時だ。

なぜオーストラリアに英語留学に行く事になったかと言うと、大学の時に将来は英語の先生になりたいと思ってた。

しかし最初に入学した経済学部では英語の先生になれないと分かり(経済学部では社会科の教員免許)、2回生から英米語学科に転学部して英語の教員免許取得を目指した。

そして4回生になって母校の京都にある市立高校で2週間の教育実習をしていたら、「あれ?これってなんか思ってたのと違う。。」という感じになり、先生になるのはやめて英語を使った仕事をする事にシフトしようとした。

その時は英語が話せなかったから留学する!と決めてなんともまあ行き当たりばったり過ぎる人生だと我ながら思ってしまう。


話を留学時代に戻そう。

オーストラリアのブリスベンの語学学校に行った。留学前は沢山のオージー達と触れ合って英語がペラペラになる姿をイメージしていたのだが、その妄想は語学学校初日に崩れ去る。

「あれ?オージーって先生だけじゃん。」

当たり前である。語学学校にネイティブのオージーが学びに来ている訳がない。

韓国人、日本人、中国人、ブラジル人が多いなかで、日本人とつるむ事を基本的に避けて英語漬けの毎日を送っていた。

文化の違いを目の当たりにする

基本的に日本人と一緒の時間を作らない。

このおかげで多くの国籍の友達がオーストラリアで出来た。韓国人、中国人、ブラジル人、タイ人、台湾人、イタリア人、スペイン人、チェコ人、バングラディッシュ人、トルコ人、オーストラリア人。

酒を飲みながら色んな話をした。バイトも日本人がいない所で働いたり、授業の課題を日本人以外と一緒にやった。

生まれた環境、学校での学び、歴史、宗教、異性に対して、金の稼ぎ方、政治、スポーツについてなど色んな国籍の人からそれぞれの話を聞く事が出来た

日本は恵まれている

初めて外国に行き生活をして彼らの話を聞くと、日本で生まれ育った事は有利なガチャだったんだと改めて分かった。

日本は治安は良い、一億総中流社会の教育レベル、嘘をつく人が少ない、道徳心がある、奥ゆかしくドラマチックな歴史があるなど。これは海外に出て行かないと分からない。

更にありがたいことに日本人という事だけでポジティブに外国の人達に受け入れられる事が多い。これは先人たちが築き上げてきてくれた信用にままならない。

これは生まれて23年間過ごしてきた日本の環境と全く異なり、驚き・興奮・感謝・違和感・劣等感・優越感など様々な学びと体験をして1年半の留学を終える事となった。

刺激がありワクワクする

自分が今までに体験した事がないことや、知らない事が海外には本当に沢山ある。

そしてそれは単なる旅行で観光地を巡っただけではディープな世界には入っていけない。やはり人と触れ合う事が重要なのだ。

留学を終えて東京の商社で働いた時に海外に行く機会もよくあったが、海外企業の人達と仕事するとまあ上手くいかない事が多い。

金は支払わない、品質は話と違う、トリッキーな奴もいる。

「おおーーーっい!」「テメー!このヤロー!!」と突っ込む場面も多々あるのだが、それが楽しいのだ。何が起こるか分からない。

そんな中 自らの英語力、交渉力、情報力を駆使して困難を乗り越えてビジネスをバシーンっと決める。これがカッコいいんだ。

令和の時代、もはや海外に出ることは必須である

そして話はこれだけでは終わらない。ちょっとこのデーターを見てほしい。

海外在留邦人数調査統計 外務省 最新:平成29年10月1日時点

平成29年(2017年)10月1日現在の集計で、わが国の領土外に在留する邦人(日本人)の総数は、135万1,970人で、前年より1万3,493人(約1.0%)の増加となり、本統計を開始した昭和43年以降最多となりました。

わが国の領土外に進出している日系企業の総数(拠点数)は、7万5,531拠点で、前年より3,711拠点(約5.2%)の増加となり、本統計を開始した平成17年以降最多となりました。

前年比増減率では、約5.2%の増加となりました。日系企業は、この5年間で約18%(1万1,754拠点)増加しています。

外務省が発表している海外に住んでいる日本人の数や、海外に進出している日系企業の数をまとめたものだ。これによると最新の調査では過去最高の数字を更新しているという。

僕は海外で活躍することは「刺激的でカッコいい」と上述したのだが、この数字を見る限りでは海外で活躍することは現在のグローバル社会でビジネスパーソンとして生き残るのに必須な事だと判断できる

AI、ネット、テクノロジーの発展で世界各国が簡単に繋がっている。そんな中で島国である日本だけに留まっていては企業の成長は難しい。

多くの日系企業が海外に進出しており、海外と日本を繋ぐ人材が必要になるのは当然の流れになっている。


若者若者

海外で働くイメージが湧かないんですけど

海外で働いた事のない君の疑問はよく分かる。しかし これは僕のブログにも定期的に書いている。特に読んでほしい記事を紹介しよう。

海外で働くイメージを伝えるおススメ記事3選

タイで起業するメリット!海外起業を目指す20代の若者が知っておくべき成功の為の3つのポイントとは?

タイの現地採用と駐在の違いを紹介!給料・補助・仕事内容・責任など。現採が活躍出来る環境作りを考える。

マレーシアの業者に騙された話


冒頭にも書いたようにこの記事から文体をラフにしているので、過去の記事とは少し違う。しかし書いているのは同一人物だから安心して欲しい。

他にもタイで起業に関する事や経営・マネジメントに関する実体験をブログで更新しているのでもし興味があれば読んでほしい。そして面白かったらツイッターやFacebookでシェアをして欲しい。

お願いします。

飯野流!具体的な海外で活躍する指南書

僕の価値観はお陰様で明確になった。

これから「海外で活躍するという事は?」について若者に伝える時は「カッコいいから」だけでなく、刺激的でカッコよくて、生き残るために必須だからと答えるようにしよう。

しかし、これだけでは迷える若者をポカーンとさせてしまうのは間違いない。

若者若者

飯野さん何言ってるんですか?

無理はない。なぜなら具体的な方法について何も言及していないのだから。

ここからは僕がもし20代に戻れたとしたら「どのような方法で海外で活躍するのか」という考え方をお伝えするとしよう。

取り敢えず海外に行く

いくらツイッターやYoutubeで多くの旅ブロガーや情報発信者が活動している事を見たり読んだりしても、実際に行って体験しなければ心が震える事はない

20年くらい日本だけで生活していたら君には日本の価値観や常識が基本スペックとしてインストールされている。そしてそれは時代に合わせてアップデートしないといけない。

海外で活躍したいというのであれば、部屋にこもってYoutubeを見ているのではなく、実際に現地に行ってリアルな現場を見る。そして気に入った事をより深く学んだり体験しにいく。

お気に入りのアプリをスマホにインストールするような感じだ。


若者若者

海外に行く金がないです

バカな事を言っちゃいけない。金がないのは金を稼ごうとしていないか、金を浪費しているからだ。

僕が大学生の時はパチスロにハマってしまい4年間で100万円以上は負けてマジで金がなかった。愚かだ。説得力のない大人の話だがもう少し付き合って欲しい。

もし僕が今 現在の大学生になれるとしたら間違いなくギャンブルはしない。多分。

代わりにツイッターをする。ツイッターには海外で活動している人が情報を発信している。そして会いに行く事ができる

僕が20代の若者ならまずタイにいる僕を見つけて僕に会いに行く。以外と会ってくれる経営者さんはいるのだ。


時代が違う。今の日本のバイトは時給が高い

更にNetflixやYoutubeがあるので娯楽に金を使わずに十分に楽しむことが出来る。

そして極め付けはLCCだ。時間のある若者はLCCのキャンペーン時期にチケットをとることが出来る。

僕の無職の友人はタイに来る時は片道7,000円くらいのエアアジアのチケットを取ってパタヤで悠々自適な暮らしをしている。

今は本当に海外に行きやすい時代なのだ。

英語は身につけなければいけない

僕が人生においてやってよかったと思うのは英語の勉強とヒゲ脱毛だ。

これだけは間違いがない。英語を話せるようになり、海外の人たちと交流をした事で僕の価値観・世界観は一気に広がった

ヒゲ脱毛は毎朝の髭剃りの時間がなくなり肌にも良い。バンコクは脱毛が安いので時間はかかるのだが絶対にやったほうが良い。1ヶ月半くらいに1回。それを8回くらい繰り返す。

口ヒゲのレーザー照射は無茶苦茶痛いのだが、ヒゲが無くなると「痛みに耐えてよく頑張った、感動した!」と思わず自分に言いたくなる。



話を英語に戻そう。

タイのローカル企業の経営者やマネージャークラスだとかなりの確率で英語を話してくる。しかし日本の中小企業はどうだろうか?

僕は日本のそこそこ大きな商社や上場している物流企業でも働いたことがあるのだが、幹部クラスや部長クラスの英語レベルはお粗末なものだった。

だから僕みたいな人間が海外に行く機会がもらえるのだから皮肉な話でもある



そして日本人は義務教育で英語を勉強する機会がある。なので大人になっても英語の単語や文法には基本的に馴染みがあるものだ。

現在 僕はタイ語を勉強している。タイ語の単語で「机」「椅子」ってなんて言うか知ってるか?

「トッ(机)」と「ガオイー(椅子)」だ。全然覚えられない。しかし英語だとデスクやチェアーと中学校の時に勉強した単語が普通に出てくる。

なので英語の習得なんてタイ語に比べたら基礎学力のところで大きな土台が出来ているから簡単なのだ。



しかし英語だけではダメなのだ

英語はあくまで手段やツールであって、英語は使って何かをするものだ。なので海外で活躍したいのであれば英語を極める必要はない。

iPhone XSを持っているがカメラ以外の機能を使いこなせていないタイ人女子のように、ツールは必要だが最高すぎる必要はないのだ。

しかし状況によるというのも理解して欲しい。もし君が外交官として活躍したいのであれば、それはそれは高い英語レベルが必要だ。

外交官を目指している人が僕のブログなんて読む訳がないので取り越し苦労なのは承知の上である。

日本の価値を世の中に伝える

英語が出来るようになると自分の考えを外国の人達に伝えることが出来る。

上述しているようにもし君が日本で20年ほど過ごしてきたというのであれば、完全に日本式の文化や価値観がインストールされている。

海外で活躍したいのであれば、日本について更に知り・理解して、それを海外の人たちに伝えていく事に意味があるのではないかな。

日本にいても海外と仕事をして活躍出来る

これまでこの記事を読んできた君は、海外に行かなければいけないと思い始めたかもしれない。実際に海外には行った方が良いのだが、長期で海外に住む必要はない

もしこの記事を読んだ多くの若者が勘違いをしてこぞって外国に移住をしてしまい、日本には年寄りしかいなくなるというクライシスは避けなければいけない

ってかそんな事(僕のブログに影響されまくる事)は起こらないが。

日本にある日系企業も海外とのビジネスを積極的に増やしている

日本に住みながら海外とつながるのはSkypeやLINEなどのインフラがあればいくらでも出来ることだ

今後、海外の人たちともっと臨場感のあるコミュニケーションが出来るツールも出てくるだろう。

この記事で伝えたい事

Faxやハンコなどを使いながら日本だけでビジネスをする昭和スタイルから脱却して、伸びていく海外市場を選んだ方が仕事や人生の選択肢は広がるよという事。

そこに日本の素晴らしさを海外に伝えるという意識を持って仕事をするとなんか楽しくない?っという事だ。

優秀な人材である必要はない

最後に最近の人材マーケットの傾向とテクノロジーについて話をして終わりにしたい。

なぜなら海外で仕事をするのに優秀である必要が全くないからだ

断っておくがバカ過ぎてもダメだというのは言うまでもない。

テクノロジーの発展のお陰で、少し前までは学歴の高い優秀な人材しかなれなかった銀行員や医者、弁護士などの仕事の一部がAIに置き換えられてきている。

暗記や論理的な思考に関してはそもそも優秀な人たちがいたけれども、今の時代 大抵の事はググったら分かってしまう。

また優秀な人たちですらAIには暗記・論理的思考で勝てないのだから、僕らのような一般ピーポーが優秀さで勝負をしようとしている時点で方向性が間違っている

注:優秀の概念は当然、暗記と論理だけではない。

だから僕らのような凡人はAIがまだまだ人間に追いついていない感性・デザイン・遊び心などで勝負をしていく時代だ。

飯野飯野

優秀さはコモディティ化してる。だから人と差をつけるのは感性や美意識だ。

面白い奴と仕事がしたい

僕は会社でタイ人の採用面接を担当しており、一中小企業の社長としてどんな若者と仕事をしたいかを教えよう。

「優秀だがクソつまらない奴」or 「普通だがむちゃくちゃ面白い奴」の場合、僕なら後者の人材と一緒に仕事がしたい。

優秀な奴はすぐにやめたりするし、人と共感できない奴はチームとして仕事をするのが難しいから。

しかし、むちゃくちゃ面白い奴は その通りで一緒に仕事をしていて面白い。オフィスに笑いが絶えない。

保守的な人間からしたら面白い奴の発想は突飛過ぎてついていけないのだが、他にはない発想なのでビジネスとしても磨けば成り立つ事があったりする

そう考えると希望が湧いてくるのではないだろうか?高卒であったり、2流、3流大学を卒業していたりしても、天下の東大・京大卒の人材に勝てるかもしれないのだ。

もちろん彼らは超賢く優秀なので、僕らはゲリラ戦や奇襲を繰り広げないといけないかもしれない

しかし十分に勝てる可能性もあるのだ。人生は大学を卒業してからも長く続くのだから、そこで諦めては試合終了が早すぎる。

まとめ

海外で活躍する事についてツラツラと徒然なるままに書いてきたが、実際としては僕は現在 海外(タイ)で働く事が出来て幸せである。

英語やタイ語をペラペラと話しながら、難しい案件やタフ交渉を乗り越えてバーンっ!と仕事を決めて利益を出す。これがカッコいい。

そして今回 改めて気がついた事。

海外で活躍する事とは?それは幸いにも恵まれた日本で生まれ育ち、日本の文化や道徳、おもてなしのサービス精神などを身に付けた僕たちが、その素晴らしさを これから海外に伝えていく事だと考える。

先人達のお陰で日本の文化、食事、礼儀、国民性はポジティブに外国の人たちに受け入れられている。

僕らが海外で活躍していく日本人として先人たちが築き上げたブランドを維持するだけでなく、更に多くの外国の人たちが「日本っていいよね」と言ってくれる世界になればもっとワクワクする。

その為に自分の出来ることをこれからもコツコツと頑張っていきたい。

これらの活動を僕はツイッターに基本的に毎日ツイートしている。もし内容に共感して頂ければシェアなどをして欲しい。

少しでも海外で活躍したいという人たちの気づきやヒントになると僕としても嬉しい限りである。