売れる商品選び

売れる商品選び

売れる商品を扱いたいけれども、どのような商品が売れるか分からない。

あなたが万が一売れない商品を扱ってしまったら、頑張っているけれども全く売れない。多くの時間と資金を投資しても成果がなかなか出ないという状況に陥ります。

売れない商品をマーケティング・コピーライティングのチカラを使って無理やり売ろうとしても長続きしません。商品自体に売れるポテンシャルがあるかどうかをしっかりと見極めなければいけません。

本日は正しい売れる商品の選び方についてご説明したいと思います。

【もくじ】

どのような目的で商品を販売したいのか?
速攻で儲けたい場合
着実にビジネスの土台を築いていきたい場合
成功する確率が上がる自社ブランド商品の選び方
お勧めの方法
まとめ


どのような目的で商品を販売したいのか?

商品選びをする前に、あなたがどのような考えを持っているのかを整理する必要があります。なぜこのようなことをするかというと、この考え方によって扱う商品と販売方法は変わってくるからです。


速攻で儲けたい場合

最近では本屋やインターネットで90日で○○万円!というような非常にスピーディーにまた簡単に儲ける方法が広く伝えられています。

副業や在宅ワーカーなどにも人気で月に10万円を稼いだり、100万円以上稼いでそれを本業としている人たちもいます。


速攻で儲けたい場合の商品選び

すぐに売れる商品を選ぶ

当然の事ですが非常に重要です。商品によってすぐに売れるもの、そうでないものがあり、速攻でキャッシュを得たいのであればすぐに売れる商品を選ぶ必要があります。


【すぐに売れる商品の条件】

お客の悩み、欲求が強い商品

ライバルが強くない商品

ブランド品、知名度のある商品

お客が問題なく支払える金額

季節商品



例えば、

・有名芸能人が紹介した育毛剤

・海外限定品のブランド物 バッグ

・新しい触感のひんやりスイーツ


これらの条件がすべてそろっている商品があれば、速攻で仕入れましょう。そして、ヤフオク、アマゾン、楽天、また簡単なショッピングページを作ってPPCで広告をかけて販売します。

実際にここまで条件がそろっている商品はなかなか見つけることができませんが、ライバルが少しいるくらいであれば、セット販売や特典などをつけたり、割引をしたりして、ガンガン売っていきます。



すぐに売れる商品のメリット

すぐに売れる

売るのが簡単

すぐにキャッシュになる


すぐに売れる商品は商品自体に商品力があり、誰が扱っても簡単に売れます。お客が欲しい!という商品を、そのお客の目の前にポンとおいて上げるだけですので、初心者でも売ることが出来ます

またすぐにお金が入ってくるのでキャッシュフローも上手く回すことが出来るでしょう。



すぐに売れる商品のデメリット

ライバルがすぐに出てくる

すぐに値崩れする


インターネットを使って販売するとデーターが残ります。そのデーターを解析することが誰でも出来るので、売れている商品というのは簡単にバレてしまいます。この商品はおいしいとライバルにバレてしまうと、ライバルがすぐに参入。

そしてあなたより安い値段で販売していきますので、次第に価格競争に巻き込まれていきます。



着実にビジネスの土台を築いていきたい場合

着実なビジネスの土台とは、お客と関係を構築し、中長期的に長い目を見てビジネスを運営する為の土台とここでは定義します。

※速攻儲かる商品を多数 扱ってビジネスの土台としている人もいます。これはこれで着実なビジネスの土台です。

この時に扱う商品は自社ブランド商品です。


自社ブランド商品を扱う場合、速攻商品とは少し違った選び方をしなければいけません。この自社ブランド選びに、はっきりとした定義はないのですが、成功する確率が高い条件を記載します。



成功する確率が上がる自社ブランド商品の選び方

大前提:お客の悩み・欲求が深い商品

できるだけ低い原価率

お客が問題なく買える価格帯

ライバルが強くない


※原価率の参考値:化粧品・健康食品:10%以下、(アイディア)雑貨:20%以下、アパレル:15% 以下。ライバル、ブランド力、資本、会社規模や社長の考えによって原価率は変わります。あくまで参考値とおとらえ下さい。

自社ブランド商品を販売する場合、広告宣伝費、在庫、人件費などなど、様々な諸経費がかかるので、原価率は出来るだけ押さえなければいけません。



上記は当然の事のように思うかもしれませんが、自社ブランド商品の場合、「自分」がプロデュースする商品ということもあり、特別な思い入れをもって取り扱う為、売れる条件について冷静に考えることが出来ない場合があります



お客の悩み・欲求が深くない商品、コモディティ商品は売りにくい

例えば、

雑貨、民芸品、生活用品など


あなた自身に知名度・大きな資金力がなければ取り扱いは避けたほうがいいでしょう。

※たまに有名ブロガーさんが自社ブランドの雑貨を販売していたりしますが、お客はその雑貨自体が欲しいのではなく、その有名ブロガーさんが売っているから買うのです。


また民芸品や途上国の女性が生産したというだけの商品の場合、

社会起業家を目指す人たちは喜んで取り扱おうとしますが、いくら良いもの・ストーリーがあるものであっても、お客が欲しいと強く感じる物、必要に迫った商品、深い悩みを解決する商品でなければ売れません



「独占販売権を得た!」は要注意

知り合いのツテである商品の独占販売権を得た。また海外の展示会で良さそうな商品の日本独占販売権を得ることが出来た。このような話はあまり慣れていない人の場合、千載一遇のチャンスだと錯覚してしまう場合が少なくありません。

最近ではブルーオーシャンビジネスといってライバルが参入できないから今すぐやるべきだと提唱しているコンサルタントもいます。

売れる商品の条件に当てはまっているか?


前述したとおり、商品選びには売れる条件が揃っているものを選ばなければいけません。

その独占販売権をちらつかされた商品は

お客の悩み・欲求が深いものか?

原価率は低いものか?

お客が問題なく買える値段か?

ライバルは強くないか?


まずこれらの条件が当てはまっていなければ仕入れてはいけません。独占的な権利という言葉に魅了されてお客が欲しいものであるかどうかを冷静に見ることが出来なければあなたのビジネスは失敗する可能性が高くなります。

海外品の独占販売権は意外と簡単にとれますが、そこから売るのが大変なのです



自社ブランド商品が売れるまでに、時間と資金がかかる

自社ブランド商品が売れるようになるまでには時間と資金がかかります。なぜならお客は誰もあなたの商品を知らないからです。

速攻売れる商品とは違い、誰も知らないのでブランドで検索されることはありませんし、お悩みキーワードでアクセスを取ってきても、その商品の信用がまだ確立されていません。

速攻売れる商品は商品自体に、商品力と知名度があるから簡単に売れます。その商品を最初に販売した大手メーカーや商社が既に知名度を上げる作業をしてくれているからです。



一方、自社ブランド商品は商品力に自分で知名度をプラスしていかなければ売れないのです。

この時に必要なのが

自社メディア(FB,ブログ、TW、Youtube、メルマガリスト)

広告費用、プロモーションノウハウ(権威・メディア)

コピーライティング、ランディングページ、マーケティングの知識


これらのノウハウ、またこれらを作り上げるための資金が必要になります。

自社ブランド商品を売るのに時間と費用が掛かるというのを知らずにビジネスを始めてしまうと、頑張っているけれどなかなか売れない。という状況に陥り失敗する可能性が高くなります。自分の知識・実力・資本力をしっかりと認識したうえで正しい方法で取り扱いましょう。



お勧めの方法

速攻売れる商品、自社ブランド商品。それぞれの取り扱いにメリットデメリットがあります。ですので、中長期的にビジネスを運営することを目的として両方の商品の良いところを活かしていく必要があります。


1.まず速攻売れる商品を複数扱い続ける

2.ライバルが出てくるが、新しい商品を投下し続ける

3. ライバルと戦いながらキャッシュを増やす

4. 速攻儲かる商品で収益の柱が出来たら、自社ブランド商品を取り扱う

5. 自社メディア・HP・LPの作成、広告運用に時間と資金はかかるが、その資金は速攻儲かる商品の利益で賄うことが出来る

6. 自社ブランド商品が売れてくる(有効な自社メディア、顧客リストが出来る)

7. 新しい自社ブランド商品を自社メディア、顧客リストに流し、新たに販売する



このような方法で商品販売を続けていくと

速攻売れる商品だけを扱って常に値下げしてくるライバルと戦う

自社ブランド商品だけを扱って売れるまでに時間と資金を投資をし続ける

というような厳しすぎる戦いと葛藤を避けることが出来ます



まとめ

資金と知名度が少ないスモールビジネス、個人事業主にとっては、取り扱う商品を間違えると大きな打撃となります。売れない商品をマーケティングの力や人脈を使って必死に売ろうとしても、お客が欲しいと思わない限り売れません。

この売れる商品を扱うというのはビジネスにおいて大前提です。売れる商品を売れる方法で売るからあなたのビジネスが拡大していくのです。

そして競争は常にあります。その競争に勝って自分のビジネスを確立していくためにも正しい商品選び、正しい販売方法をしっかりと身につけましょう。