自分の強みを知るのはダメ

あなたの強みは何でしょうか?

自分の強み・得意を生かすことが出来ればきっと起業しても上手くいくと思っている人は少なくありません。多くの人は自分の事が知りたいですし、昔から占いや運勢、昨今では診断系のアプリが人気がでるのも当然のこと。

しかし、はたして自分の強みを知ることが出来れば起業して成功出来るのか?答えはNOです。自分の強みを知っただけでは必ず上手くいきません。

本日は、特に起業したばかり、もしくは起業準備中のあなたの為に、起業初期に自分の強みを知る必要はない理由と、正しく強みを知り活かす方法についてご紹介します。

【目次】

1. 自分の強みを知る落とし穴
2. 自分の強みを作るメリット
3. 強みの作り方
4. 強みの知り方
5. まとめ


1.自分の強みを知る落とし穴

もしあなたが起業したばかりであれば、自分の強みを知ることにばかりに時間を費やしてはいけません。現在では強みを知る為の多くの自己啓発系のセミナーがあり、それにはまっているだけで何も活動が出来ていないという人は少なくありません。一生終わらない自分探しのようなものです。

なぜ起業初期に自分の強みを追及してはいけないのか?

いきなり自分の強みを知る事にフォーカスすると、このような問題が発生します。

例1. Webでよくあるケース

 
やっと見つけた強み:共感力がある、リーダーシップがある

同商圏のライバル:アメブロで読者3,000人以上いるセラピスト、コーチ、心理カウンセラー


これはウェブで集客をしようとしているカウンセラーやセラピストなどでよくある状況です。ただ単に自分の強みを知ってライバルなどのことも考えずにビジネスをスタートすると、集客する事が出来ずに失敗する可能性は高くなります。


例2. 好きを仕事にするケース

やっと見つけた強み:餃子作りが大好き。餃子を作るセンスがずば抜けて高い。食いしん坊。

お店の立地:餃子の王将と同じ商圏


これは好きを仕事にして失敗するパターンです。強みがあるからといって、資本力と知名度に圧倒的な差があるライバルと真っ向勝負をしてはいけません。※この例は極端ですが、好きを仕事にしているだけで、自分より強いライバルを見ていない人は沢山います。



2.自分の強みを作るメリット

「強みを知る」と「強みを作る」というのは似ているようで異なります。


【自分の強みを知る】
自分の強みを知るというのは、自らが本質的に備えているセンスや才能の芽を知ることです。



【自分の強みを作る】
一方、自分の強みを作るということですが、「強み」というのは何と比較して強いのか。比較する対象がなければ強みも弱みもありません。ビジネスの場合はライバルと比較しての強みということになります。

この強みを作るということは、ライバルの商品・サービスと比較してあなたが創造力を働かして意図的に作り出すということです。これにより、あなたが起業初期の段階だとしても強力なライバルとは違った強みをアピールしてお客を得ることが出来ます。



3.強みの作り方

強みは以下の方法で作り出すことが出来ます。

a. ライバルと違いを作り出す

b. 異業種から素晴らしいアイディアを流用する

c. オファーを強くする




先ほどの例に適用すると、このようになります。

例1. カウンセラー、セラピストのケース

アメブロ読者が3,000人以上あるカウンセラーと比較して自分の強みを作るアイディアとして・・

a. 個人相手ではなく、中小企業相手のカウンセラーとする

b. ブログではなく、Faxで集客する

c. ブログではなく、Facebookで広告費をかけて集客する

d. 恋愛カウンセラーなら同性愛者専門のサービスがある事をアピールする


などが考えられます。強みを知るのではなく、ライバルと比較しての強み(違い)を作り、まずお客を集めることが大切です。



例2. 飲食店のケース

餃子の王将と比較して自分の強みを作るアイディアとして・・

a. 餃子ではなく、色んな点心が楽しめる点心・飲茶屋さんにする

b. 点心を定額性にして食べ放題・ビュッフェスタイルにする

c. 会員性にしてポイントが貯まると 香港で本場の点心食べ放題ツアーをプレゼントなど大胆なオファーを作る


などがあります。餃子の王将との違いを作り、明確にしてアピールする事でお客が集まります。



4.強みの知り方

自分の強みを知るのは起業して、お客を集めてからでも問題ありません。なぜ最初にお客を集めるかというと、お客があなたの本当の強みを教えてくれるからです。


自己分析よりお客に聞く

自分が強みだと思っている事と、お客が強み(あなたの魅力)だと思っていることは違う場合があります。お客が思うあなたの強みとは、あなたが選ばれている理由であり、自然に出ているライバルとの違い(本質的な強み)です



自己分析の落とし穴

自己分析をするときに、いかに客観的になることが出来るかが重要です。実際の自分と、こうなりたいと思っている自分を第三者視点で冷静に見ることが出来なければあなたの本当の強みを知ることは出来ません。

例えば、

実際の自分:あまり考えずにとにかく行動する

なりたい自分:戦略的ですべてをコントロールする


主観を完全に取り除く事ができなければ、なりたい自分を無理やり自分の強みにこじつけようとしてしまいます。



アンケートを使って強みを知る注意点

アンケートを使って聞いてみても、芯を得ている回答ではない場合があります。それはあなたが既に何らかの形で自分の強みをアピール(プロモーション)しており、あなたの予想の範疇内の回答が帰ってくるからです。


例:コピーライターとして自分の強みを知るアンケート

【質問】

私の強みってなんでしょうか?

なぜ私を選んだのですか?

【回答】

キャッチコピーが画期的

納期(仕事)が早い



アンケートより無意識な会話を重視する

アンケートよりお客との何気ない会話の中に強みを知るヒントがあります。



例えば

「太郎さんってよく人を見ていますよね。」

と言われたら、顧客のリサーチが強みだと気づくことが出来ます。または、誰に何を依頼したらいいかというプロデューサー的な強みもあると分かります。




他にも、

「太郎さんのセミナーって例え話が多くて分かり易いですよね」

と言われたら、物事をいかに分かり易く伝えているのが強みだと分かります。自分では意識していなくても、実は他の人(ライバル)にはない強みだと分かるのです。



まとめ

最近ではよく、強み・強みと強調されて、自分の強みを知らないと成功できないかのように伝えられています。

しかし”自分”の強みではなく、”お客”が求めているものを創意工夫をして提供する事が出来れば成功しますし、強みなんかは後からでも知ることが出来ます。

あなたがお客を豊かにするから、お客があなたを豊かにしてくれます。お客にフォーカスをしたビジネスを展開しましょう。