仕組みがないデメリット

最近では本当に色んな集客法が多くて、新しい集客情報を聞くたびにちょっと気になったり、これをやれば自分のビジネスは軌道に乗るんじゃないかとか、思ったりしていませんか?プロダクトローンチ、スマホ集客、インスタグラム、LINE集客、Youtube集客、まとめサイト集客などなど。

個人的な感覚としては半年か1年に1回くらい何か新しい集客法が出て、〇〇マーケティングとか〇〇コンサルタントとかが登場し、そしてちょっとしたら消えていっているような感じがします。

そういう情報が出るたびに、それを使えば自分のビジネスが飛躍するのでは?と心が踊らされていたら要注意です。そういう状態になるという事は、あなたのビジネスに集客の仕組みがないから。

集客の仕組みがないと新しい情報に振り回されるだけでなく、他にもデメリットがあります。逆に集客の仕組みがある事であなたのビジネスやあなた自身に大きなメリットもあるのです。

そもそも仕組みとはなんだろう?

仕組みとはでGoogle先生に聞いてみたらこんな回答が出てきました。

「事をうまく運ぶ為に工夫された計画、企て。」

仕組みがある・ない ということは、簡単に言えば計画があるか・ないかという事ですね。

例えば、飲み会をイメージしてみましょう。全くの無計画で50人以上の飲み会を主催する事ができるでしょうか?5人くらいで友達と飲むという感じであれば、無計画でも問題ありません。

しかし、規模が大きい飲み会の場合、幹事として事前に計画をしなければいけません。50人が入れる場所を見つけたり、メニューの内容を吟味したり。予算はいくらでとか、参加者にはどうやって連絡をとるとか。お金はどのように回収するとか。飲み会ではただ飲むだけなのか、みんなが楽しんでもらえるようにイベントも企画するだとか。

計画を実行するには全体像が見えていないとダメ

飲み会だと今までに幹事の経験などがあったりでイメージがしやすいですよね。多少規模がが大きくなろうが、だいたい「何が必要になるか」は想像がつきます。何をするかが分かるから、その時に使える有効手段が選択できるんです。例えば、連絡をとるためにLINEグループを活用するとかね。

集客の全体像は見えているか?

集客に話を戻します。集客に仕組みがない(計画がない)とどうなるのか?冒頭に説明したように、新しい情報に振り回される事になります。何をやって良いかが分からないんだから。

他にももっとデメリットはあります。

社長が常に忙しい

飲み会だと、全体像が見えるから幹事を筆頭に、連絡係、お店を選ぶ係、イベント係、会計係と作業を分担する事が出来ますよね。

でも、こと集客になると全体像が見えていないから、とにかく手当たり次第 全部 自分でやってみるという事になります。社長が分からないことを社員が積極的にはやってくれません。

大企業ならそれはあるかもしれませんが、小さな会社の場合は社長以上の事を社員は出来ません。だから社長であるあなたが常に試行錯誤というか、新しい情報に振り回されることになります。

継続性がない

仕組みがないので、売り上げが上がったとか、下がったとかの理由が分かりません。今月 なんか知らないけれども好調だなというのは、クライアントに聞いてみると結構あったりしました。それって再現性がないですよね。

上手くいく、悪くなるというには何らかの理由がありますし、それを感覚でやっちゃうから継続することが出来ないんです。上手くいく計画をもとに実行し、その結果を数値化して分析し続けないと「仕組みがある」とは言えません。

仕組みがある事のメリット

逆に集客の仕組みがあるとこんなメリットがあります。

今必要なことがわかる

集客の全体像が見えていて、現在の目標に対して何が足りていないとか、何が必要だとかが分かるので、必要な事だけを実行することが出来ます

見込み客が少ないと悩んでいるのであれば、自分のターゲットにあった集客法を実行すれば良いことですし、売り上げをあげたいというのであれば、単価アップとか、セット販売などの背策を打つことが出来ます。

自分の得意な事に集中出来る

全体像が見えており、何をすれば良いか分かるので、自分の苦手なところは社員や外注する事が出来ます。とはいえ、いざという時は社長が出て行かないといけないんですが、通常は他の人に任せる事が出来ます。

社長が自分の得意な事だけが出来るというのは会社の成長にも大きく繋がります。ストレスも少なく仕事が楽しくなりますよ。

私も現在の仕事では見込み客の獲得はタイ人スタッフに任せています。タイという市場ですので日本人の私が出来ることは限られています。私が現場に出るより、もっと全体的な売り上げアップや顧客フォローの仕組みなどを考えているのでお陰さまでうまく回っています。

売り上げの予測が出来る

全体を理解しているので、来月とか半年後、今年度の売り上げや、起こりうる問題なども事前にわかります。先が分かるというのは経営者といしてかなり安心出来ることです。

集客の仕組みがあると足りていない所が分かります。休眠客を戻したり、既存顧客からの追加注文を得る方が、売上は早く立ちますし、新規顧客の成約が悪いと分析できれば、クロージングの方法を変えたり、オファーを強くしたりする事も出来ます。

今月何とか支払いをこなしたけれども、来月はどうなるか分からないというのは不安でしかないですよね。それを毎月繰り返すのは大きなストレスですが、ちゃんと仕組みがあるとその不安から解放されます。

まとめ

集客の仕組みがあるのと ないとでは、会社の運営が大きく異なります。あなたが知らなければいけないのは新しい集客法やテクニックではなく、集客の全体像を知る事です。

全体像を知り、現状で何が足りていないか、何をするのかが最も効果的なのかを分析・判断した上で、適切な計画を立てましょう。そうする事で今まで不安定だった売上は、安定しますし、成長させる事も出来ます。